BMW

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picture  ●助人平均開錠時間 10分
  ●'90年代以降から内溝キー
318i | 320i | X3 | 535i |745i | 118i | Z4 | 535i | ミニワン | 525i | X5 | ミニクーパー | 320i | X5 | 530i | 320i(トランク下向き) | ミニワン | 320i | 335i | 525i | 525i | X3 | 525iMスポーツ | 120i | 3シリーズ | ミニワン | 318i | X5 | 525@ | 525@ | 525@ | 330ci | 5シリーズ | M5 | X5 | 530@ | Z4 | 320i | 530i | 318i | ミニワン | 318@ | 525i | 525i | ミニワン | 318i | 525i |

picture  ●助人平均開錠時間 10分
M3(E30型) |


by J隊員

2008.12.23(祝火)晴れ
連なる幸せ

八王子でBMW318i開錠のご依頼

空いている中央道を予定より早いペースで降り一般道へ、
予定より早く着けそうと思っていたら突然の渋滞

「どうしてこんなところで?」
picture到着を急ぐ気持ちから、ヤキモキしながらクルマの列をかき分ける
すると意外なほどにあっけなく終わる渋滞・・・これは一体?

BMWの開錠を終えた帰り、またもや同じ場所で始まる渋滞
帰り道という事もあり、気になったのでバイクを渋滞の先へ向けた。

わき道に逸れて少し走ると混雑の原因が見えてくる。
車列が向かう先には大きなショッピングモール
その広場にあるのは大きな飾り付けられたモミの木・・・

そういえばこの車の列には渋滞特有の殺伐とした雰囲気が無い
並んでいる車内に見える表情は、どこか期待感がこもった明るいもの

J隊員の知らなかった楽しげな渋滞がそこにはあった。



by A隊員

2008.12.21(日)晴れ
最悪から最高へ

日が昇ろうとする頃、BMW320iの開錠作業。
ドアをピッキング中、お客さんの会話が聞こえてきた。

内容はちょっと深刻そうな、それでいて共感できる話し。
そのうち話しが明るい方向へ向かったところで、タイミングよく開錠した。

お客さん・・「あれ?開いたんですか?すみません話しに夢中で」
pictureご友人・・「ほんと。くだらない話しで盛り上がってしまって・・」
盗み聞きしておきながら、共感していたことを正直に申告すると
ほんの少しだけ話しの仲間に加われたような気がした。

みんな一緒なんだなぁ・・と思った。
誰でも自分以外は・・なんて考えやすいけれど、
悩みのない人などどこにもいない。

これからゴルフへ行かれるというお客さん。
「天気は最高ですね♪」とお声をかけると
「さっきまで最悪だったんですけど・・今は最高です」とお客さん。

最悪から最高へ・・・いい言葉だと思った。
やはり天気もこころも晴れがいい。



by Y隊員

2008.11.28(金)雨のち曇り
プチ健忘症

久我山にて最新式のBMW X3の開錠依頼。
作業を終えて御依頼主と少しお話をさせて頂く。

テールのデザインを眺めつつお話しさせて頂いているとふと何かに似ていると思った。
しかし何に似ているのかが思い出せない。もう少しで出てきそうなのだが・・

そんな思い出させずにいる事をすっかり忘れ一日の作業を終え自宅に戻る。
picture息子に催促されてレゴブロック作りを手伝っているとふと思い出した。

X3のテールはスターウォーズのストームトルーパーに似ている。
レゴブロックの中にストームトルーパーの人形がいたのだ。
ちょっとスッキリした。でも最近のレゴブロックはすごいですよね。

しかし最近、すぐに思い出させずにいる時が多い気がする。
以前J隊員から思い出させずにいると脳のシワが一つ減ると聞いてから
極力思い出すようにしていたのだが、最近はそれすらもしていなかった。

これから極力思い出すようにしていこう。
このままでは脳のシワが無くなっちゃいそうです。



by H隊員

2008.11.18(火)晴れ
インロックした車で?

深夜、BMW535iの解錠依頼。
車を停めている場所の説明が難しいのか、お客さんから頂いた情報は少ない。
取りあえず環七の某交差点付近で携帯に連絡を取る運びとなる。

深夜で環七は空いていた為思いの他早く着いた。
ただ、約束の交差点を越えるのか左折か右折か分からないので、
かなり手前で停車をし携帯に連絡。

「今、どの辺りですか?」とお客さん。
近くの電柱に住所表記があったのでお伝えすると
「ん〜…この辺はちょっと詳しくないんですよ」
忘れていました、お客さんは正確な現在地が分からないのだ。
直ぐに、何々方面から来て指定の交差点より一つ前の信号を越えた辺りとお伝えする。
「あっ!そこなら分かります!」
良かった〜。そしてこの後どちらに向かえば良いのかをお聞きする。
「そこに居て貰って結構です。車をそちらに持って行きますので」
え?!インロックしているんでは無いのですか?
「ええそうです。直ぐに行きますのでちょっと待っててください」
ツーツーツーツー
電話が切れてしまった。
えーっと、僕は確か解錠の依頼を受けた筈。
でも車で来るとお客さんは言われる。
ちょいと混乱。
そうか!違う車で来ていただけるのだ。
多分そうだ。
と思った辺りで背後にでっかい車が来た気配。
振り返ると真後ろに中部地方ナンバーのローダー車があった。

pictureボーっと眺めていると携帯が鳴る。
電話はお客さんからでした。
「もしかしてバイクですか?」
そうです、もう近くにいらっしゃるのですか?
「後ろにいます」
ローダー車を運転されていたのがお客さんでBMWはその荷台にあった。
まさかインロックした車が搬送途中とは。
ビックリです。

その後、よっこいしょと荷台に上り解錠したのでした。



by A隊員

2008.10.14(火)曇りのち雨
お客さんの心、隊員知らず

お台場でBMW745iのお子様インロック。
緊張と焦りを抑えつつ現場へ到着すると、お客さんは至って冷静であった。

お子さんも静かに寝ていて、終始和やかな雰囲気で開錠した。
いつもの「戦場」を想定していたので、少々肩すかしな感じであった。

「楽勝♪」なんて思いながら後片付けしていると・・
picture「どうなることかと思いました」とお客さん。
どうやら、閉じ込められた当初、お子さんはずっと泣き叫んでいて
A隊員が到着する頃に寝始めたとの事。
お客さんの表情を拝見すると、かなりお疲れな感じがした。

おそらく泣き叫ぶ我が子に、何もしてやれない悔しさ・・
今の今まで、焦りや葛藤の極限で苦しんでいたに違いない。

なってこった。
楽勝とか思っている場合ではない・・

身の引き締まる思いで現場を後にした。



by Y隊員

2008.9.25(木)曇りのち晴れ
すやすやインロック

新宿区余丁町にてBMW118iの開錠依頼。
お子さんも閉じ込められているとの事。

現場住所が明確でない為、周辺に到着しすぐに御依頼主のママさんに連絡。
すると道路まで出てきてくれるママさん。

置き去りにされたお子さんは大丈夫なのだろうか?質問すると、
picture「気付かないでそのまま眠っちゃったんですよ〜」と落ち着いて話すママさん。
車の中を覗くとすやすやと眠る1歳ぐらいの男の子。

なので子供インロック特有の焦りもなく無事に開錠。
ドアを開けても全く気付かずにすやすやと眠り続けている。

ママさんが車から降ろしベビーカーに移すとやっとぐずり出す。
眠りを邪魔されたからだろうか?

なんだか大物になる予感がしてしまいました。



by A隊員

2008.9.8(月)晴れ
最速ルート

BMW Z4がインロックしたとの知らせ。
現場は千葉県八千代市にあるゴルフ練習場であった。

早速高速に乗り、花輪ICから296号成田街道を突き進む。
この国道296号線がヤッカイで、延々とした渋滞路であった。

慣れない道は地図に従うしかない。
picture長年そうしてきたけど、さすがにスリ抜けも出来ない状況には参った。
出発しておよそ1時間、ヘトヘト状態で到着した。

Z4を開錠後、ここまでの道順について相談してみた。
すると「最速ルートを教えましょう」とお客さん。
帰りがてらお客さんを追走する運びとなった。

早速Z4のお尻を追いかけるも、来た道とは逆の方向へ。
3kmほど走ると、本線から外れつつ窓から手を振るお客さん。
感謝感激のお別れとなった。

帰還してみればゴルフ場から40分。
文字通り「最速ルート」であった。



by H隊員

2008.9.7(日)晴れ時々曇り
BMW 535i

BMW535iの解錠依頼。
現場はドックランのある某公園駐車場。

現着しディーラーの方とレッカー業者の方と合流した。
今回の案件は、お客さんが公園内でカギを紛失した為ディーラーさんへ相談。
結果搬送する事になり、ローダー車へ積み込む為解錠してほしいとの事。

さて、全ての準備が整ったがお客さんがいない。
携帯も閉じ込んでいる為、時間を決めて待ち合わせた筈なんですが?
恐らくかなり広い公園なので公衆電話が見つからず、
思いの外遠くまで行っていたのかも知れません。

3人で待つ事10分。
大型犬を連れたお客さんが到着。
速やかに解錠を完了させる。
その後、ディーラーさんとお客さんは打ち合わせ。
書類にサインを頂くタイミングを逃してしまった為、
打ち合わせが一段落するまで待つ事に。
その間、レッカーの方が車輌を積み込むのを眺めていた。
すると、お客さんが連れていたレトリバーの首輪が突然解ける。
犬は勢い良く走って行く。
picture直ぐにお客さんがバックからボールを取り出し犬の名を呼ぶ。
大好きなボールを見た犬は一目散に飼い主の元へ。
これで問題なく捕まるだろうと思った矢先に、
犬がお客さんの手からボールをむしり取って逃げてしまった。

ここからは、お客さんとディーラーさんと僕で犬捕獲作戦。
三方から攻めるも巧みに追ってを交わすレトリバー。
大人3人がかりで捕獲まで20分を費やす。
皆ヘトヘト。
捕まった犬もヘトヘト。

随分と暫く振りに犬と戯れ?た一件でした。



by A隊員

2008.7.30(水)晴れ
腹が減っては戦が・・

勝手に集中ロックしたというミニワン。
開錠後、同じように誤作動するか試すことになった。

カギを運転席の上に置いてドアを閉める・・・数分たっても何も起こらず・・
助手席やダッシュボード、色んな場所を試しても結局何も起こらなかった。

そのうちお腹がグーグー鳴り出すA隊員。
実は昼食を抜いてしまい、立っているだけで精一杯の状態であった。
picture「おかしいなぁ・・何で集中ロックがかかったのかな・・」とお客さん。
それは質問のようにも聞こえるし、独り言のようにも聞こえた。

とりあえず眺めることしか出来なかった。

開錠してから15分、「もう少し試してもいいですか?」とお客さん。
とっさに口がパクパクするA隊員。

驚いたことに力を入れないと声が出ないほど弱っている。
この季節は昼食抜いただけでも命取りになるかも・・

眺めている間、真剣に考えた。



by A隊員

2008.7.22(火)晴れ
夏のやりがい

日本橋でBMW525iがインロックしたとの知らせ。
お客さんの都合上、これから30分以内に開錠してほしいとの事。

問い合わせの段階だったけれど、迷わず出発。
吹き荒れる熱風も何のその、全ての工程をシミュレーションしながら向かった。

日本橋まで10分・・
事前・事後確認&書類作成に5分・・
picture開錠作業に1分・・
合計16分とすると、高鳴る鼓動も落ち着く感じがした。

現場の525iは、地面からの炎のような揺らめきに照らされていた。
カギはトランクの中、2度手間にならないよう直接トランクに狙いを定める。
ピッキングは閃光一線、秒針が一周する間に開錠した。

鳴り響く警報を解除していると、本日3本目のチップを頂くA隊員。
タイムリミット10分前という喜びをお客さんとともに分かち合った。

真夏は大変なことが多いけれど、その分評価もされやすい。
そんな熱い季節が大好きだ。



by Y隊員

2008.7.3(木)曇り
適応力の仇

明治通りでBMW X5の開錠依頼。
ドアが壊れている為、ピッキングじゃない方法で開錠して欲しいとの事。

20分かからずに現場に到着し、御依頼主に壊れ方を確認する。
「運転席だけ外からドアが開けられないんですよ」との事。
もしや・・と思いカギは壊れてないのですか?と質問すると壊れてないかも・・との返答。

pictureなので最初に取り合えずピッキングをさせて頂く事に。
ピッキングであれば車にキズをつける可能性は無いですからね。
そして2分ほどでシリンダーが回り集中ロックが作動する。
最悪の状況も説明されていた為か、無事開錠してかなり安心された様子です。

そして慣れた手つきで別のドアから運転席のドアを開ける御依頼主。
「早く修理に出さなきゃとは思っているんですけどね・・」

確かに修理に出すわずらわしさを考えるとちょっとした手間も仕方ないと思い、
しまいにはその手間が普通になっていたりする。Y隊員にもその傾向がかなりある。
でもこういった状況やその他の状況を想像すると・・
やはりそんな傾向も車と一緒に直していった方がいいようですね。
自分も直します・・・



by J隊員

2008.5.25(日)雨のち曇り
羽田空港駐車事情

BMW ミニのインロック救援へ羽田空港へ

羽田空港には大きな立体駐車場が四つあり
P1、P2が到着ロビー側、P3、P4が出発ロビー側にそれぞれ隣接して建てられている。

救援で対応することが多いのはなぜか到着側の駐車場
picture今回もそんな傾向通り、到着側の駐車場からの要請だ。

旅行先から戻り、荷物を車内に積み込んで車のドアを閉めたところ
荷物と一緒にカギも閉じ込んでしまったお客さん
不意の足止めがそうさせているのか、ひどく疲れているように感じられる。
せめても、と即開錠して安堵するお客さんを見送った。

空港の駐車場にマイカーを停めている人に共通しているのは
何処かアウェイの地に行って帰って来るということ。

出張先や旅先からの帰り道、誰でも少なからず緊張や疲れを抱えているはず
それらがひと段落するのが空港の自分の車の元だったりするのでしょう。
そのホッとしたところにトラブルが忍び寄る・・・

到着側の駐車場に救援要請が多いのも
そんな事情があるからなのかもしれませんね。



by H隊員

2008.5.14(水)雨のち曇り
熱いお茶

野田市からBMW 320iの解錠依頼。
冷たい雨の中、高速に乗る。

それにしてもETCは快適すぎる。
雨の時、ゲートでチケットを取ったりお金を払ったりしなくて済むのは助かりまくり。
今までを考えると「ありがたや〜」と独り言の一つも出てしまう。
至福の一時とばかりにゲートを潜り高速を降りた。

随分と敷地面積がありそうなお客さん宅へ到着。
電話をしようとしたところで奥から中型犬がやってきた。
遊んで欲しそうに「フンッ! フンッ!」って言っているが全く吠えない。
躾がされているんだな〜と感心していると、おばあちゃんがこちらに来て、
「カギ屋さんかね?奥に車あるんで中さ入って」と門を開けてくれた。

案内をされ奥へ行くと、5台以上は入るであろうガレージにBMWは停まっていた。
雨が降っていたので屋根の下で作業出来るのはありがたい。
「雨ん中、御苦労さんでしたね。今、お茶入れっから」とおばあちゃんは母屋の方へ行かれた。
「あ〜っ!ちょっと待って下さい!」と言ったけど、
「寒かったでしょう、お茶もってくるから待ってて」とそのまま母屋へ向かう。
行ったり来たりして頂くのが申し訳ないので、
picture猛烈な勢いで解錠し助手席の上のにあったカギを持っておばあちゃんを追いかけた。
母屋に到着する前になんとか追いつき鍵を渡すと、
「もう開いたんかい?」と少々ビックリされていた。

書類にサインを頂き帰ろうとしたところで、
「カギ屋さん、寒いんだからばあちゃんの茶を飲んでけ」と言われた。
「いえいえ、雨で濡れているし申し訳ないので…」と断ろうしたら急に雨脚が強くなった。
「ほら、空もばあちゃんの茶を飲んでけって言ってるから中さ入って」
と笑いながら勝手口を開けた。

大き目の湯呑に入れられた熱いお茶。
両手で包むと冷えた手に心地よい。
鼻の頭を真っ赤にしながら、ありがたく頂いた。



by Y隊員

2008.4.14(月)晴れ
インターナショナル助人

世田谷区でBMW X5の開錠依頼。御依頼主はアメリカのご婦人。
日本語が出来ない上にお子さんを閉じ込んでいるとの事。
英語だけは苦手なY隊員(英語だけか?)、緊張して現場まで向かう。

到着すると想像通りかなり騒然とした状況。
唯一の救いは英語が堪能な日本人のご婦人が一緒に居てくれた事。
ご本人確認は後回しにして作業に取り掛かり3分程で無事開錠。

pictureお子さんを救い出した後、御依頼主に免許の確認をしようとしたのだが、
先ほど通訳してくださったご婦人が近くに居ない。
つたない英語とジェスチャーで伝えようとするもチンプンカンプン。

どうしたものかと考えていると、
なんとその場に居た日本人の小学生の女の子が、
Y隊員が言いたい事を捲し立てるような英語で御依頼主に説明するではないか。

か、かっこいい・・
30代のY隊員が本気で小学生の女の子にそう思ってしまった。

今から勉強しようかな・・



by H隊員

2008.3.11(火)晴れ
BMW 530i

ディーラーさんから最新BMW530iの解錠依頼。
明日納車の車輌整備をしている最中に誤ってインロックしてしまったらしい。
納車整備を必要以上に滞らせてはいけないので早速作業に取り掛かる。

工具をセットしていると奥から整備の方々がわらわらとやってきて、
グルリと取り囲まれてしまった。
そして一人の整備士の方から「どうやって開けるの?」との質問を頂いた。
「ピッキングにて解錠します」と答えると
「ピッキングだと4時間位かかるんでしょ?」と言われた。
「え”!!」と思い、錠を覗こうとしていたのを途中で止め、
picture「そんなにはかかりません、多分2〜3分です」と答え作業に取り掛かる。
そして同僚に以前あったインロックの事を話し始めた時、
僕は振り返り「セキュリティーが鳴ります」と伝えドアを開けた。

その後、以前あったインロック話を伺うと、
その時に来られた鍵屋さんは解錠まで4時間かかったらしい。
詳しい話を聞いてみると、どうやら特殊な条件が重なっていたようです。
なので、ピッキングで4時間かかったと言うよりは作業全体を通して時間が必要だった。
話を聞けば聞く程その鍵屋さんの苦労が偲ばれました。

そして、その鍵屋さんを思い「お疲れ様でした」と心の中で呟いた。



by A隊員

2008.3.4(火)晴れ
雷門での完全燃焼

浅草雷門の目の前でBMW320iの開錠作業。
久々のギャラリーに囲まれ、ちょっとカッコイイとこ見せようか・・なんて色気が出たりした。

風が強いのも何のその、いつものようにドアを速攻開錠する。
カギはトランクの中、室内から操作すれば開くはずであった。

お客さん・・「あれ?トランクが開きません・・」
picture設定で開かないように出来るようだけど、初めての経験だ。
トランクを見るとカギ穴が下向き。
腹をくくってトランク開錠作業のステージへと突入した。

ちょっとシンドイ作業だけど、場所が場所だけに時間がかけられない。
焦る気持ちが最高潮に達したとき、風神・雷神は舞い降りた。

わずか10分と言えど、額に汗にじむ完全燃焼。
寒空から非難していたお客さん家族も合流し、ガッシリ握手してお別れ。

最初は涼しい顔で現場を去りたかったけど、完全燃焼もいい。
すでに周りのギャラリーの目はどうでもよかった。



by Y隊員

2008.2.22(金)晴れ
ミニワンとウェディングドレス

表参道近くのコインパーキングにてミニワンの開錠依頼。
到着し電話連絡するも中々現れてくれない。

しばらくして来て頂けたのは代理の方。
ご本人確認後でなければ作業できない旨を伝えると、
picture案内されたのは近くのウェディングドレスサロン。

タキシードを着た御依頼主に免許証を提示していただく。
なるほど。こういった事情ね・・

といった訳で作業を開始させて頂き、
数分後にウェディングドレスサロンの御依頼主の元へ。
今度は花嫁さんの姿も見えた。とても嬉しそうだ。

一生に何度もない大イベント。
素敵な結婚式になるようにと祈りながら現場を後にした。



by A隊員

2008.1.28(月)晴れのち曇り
初代M3

BMW M3がインロックしたとの知らせ。
お得意さんからは、事前にカギの種類を聞いていた。

電話で「BMWなんですがギザギザキーなんです」と言われても
正直「そんなはずは・・」などと思ったりもした。

でも現場について驚いた。
なんと初代のM3、およそ20年以上前の車。
pictureもちろんカギの種類はギザギザキーとなる。
作業は5分ほどで完了した。

室内を眺めつつ「これはこれは・・めずらしいですね〜」と言葉を垂れたら
「現役は500台ほどと聞いています」とお客さん。

充分な希少車だ。いやそれにしてもカッコイイ。
BMWのすごいところは、絶版になってもパーツが途絶えないところ。
メンテナンスさえしていれば、普通に乗り続けられる。

乗り手のハートを鷲づかみにしてきた初代M3。
すでに4代目だけど、その存在感は全く色あせてなかった。



by H隊員

2008.1.14(月)晴れ
BMW 320i

葛飾区よりBMW 320iの子供インロック。

現着すると少し離れた所からでも判る程、2歳の子供は大泣きをしている。
お客さんも火の点いたように様に泣く子供を車外からどうあやしてよいか戸惑っている。

焦る心を落ち着かせ鍵穴を覗く。
付いている錠は少し前の型なので僅かに苦労するが4分程でドアを開けた。
車内から出された子供はさっきまでが嘘の様に泣き止み、
そしてお父さんにしっかと抱きついた。

pictureそれを見てホッとする。

落ち着いているつもりでもやはり緊張していたようで
身体のあちこちから無駄な力が抜けていくのが分かる。
しゅ〜っと言う音が聞こえてきそう。

その後、お父さんにサインを頂いている時に子供を見ると、
涙と鼻水でひどい事になっている顔で笑ってくれた。

※写真がぼやけている理由は、
散歩中でたまたま通りかかったレトリバーに後ろから飛びつかれからですw



by A隊員

2008.1.7(月)晴れ後雨
未知との遭遇

世田谷区にてBMW335iの開錠作業。
pictureカギ穴は左ドアの運転席のみで、スペースが異常に狭い。
といっても顔が入れば問題ないので、ピッキング開始。

しかし、無理な姿勢で座り込むとお腹だけが苦しい。
食後でもないのに圧迫されるような感じで、今までにない感覚だ。

とっさに「太った・・」と思った。
中肉中背のA隊員。
身長172cm体重60kgは永遠に変わらない体型であった。
だが最近お腹だけが苦しい。

禁煙の影響だろうか・・
年末年始の影響だろうか・・
コストコで購入したティラミスの影響だろうか・・

色んな事を考えていたら開錠。
全く警戒していなかった敵に出会った感じ。

ずっと他人事かと思っていたのに・・



by J隊員

2007.12.25(火)曇り
妥協して良いところ

東京タワーの下でBMW 525iのインロック
急いで駆けつけライトが点いたままの対象車両を発見
速攻で開錠し、バッテリーが上がる前に救援成功だ。

さて、しきりにお客さんが不思議がっているのがインロックの原因
勝手にドアロックが作動したとの事で、原因が良く分からないのだ。

クルマを購入してまだ一月ほどのお客さん、
「自分の操作ミスかもしれない」という思いが強いようだ。

そんな訳でお客さんと二人で原因を探ってみる
pictureマニュアルを見ながらアレコレ試してみるけれど、やっぱり原因は判らない。
結果、お客さんが出したインロック防止案は・・・

「常にキーを持つ習慣をつけること」

・・キーレス標準装備の近頃のクルマからすると、便利さ半減のひどい妥協案に思える。
だがインロックを防ぐにはこれ以上ない案であることも確かだ。

ちょっと車外に出るときでもいちいちキーを抜くのは煩わしいのでは・・・
しかしそれを面倒とも言わずに現時点で最良の方法に辿り着けるお客さん
その潔さには感心させられる。

「人間、こんなところで差が出るのかも・・・」
寒気で滲む東京タワーの下でそんな風に考えた。



by Y隊員

2007.12.14(金)晴れ
雨の恐縮合戦

昨日雨が降りしきる中、下目黒にてBMW525iの開錠依頼。
到着するとやけに恐縮している御依頼主がお待ちかね。
「こんな天気なのに本当に、本当に、すみません・・・」

ご本人確認をしていると御依頼主の携帯が鳴る。
「はい、本当にすみません。今、作業してもらうところです。はい、すみません・・」
推測するにこのBMW、御依頼主の車ではないようだ。

そんな御依頼主の為にも早々に作業開始。
すると傘を差してくれる御依頼主。ありがたい。
pictureしかし鍵穴を覗く工具が湿気で曇ってしまい思うように作業が進まない。

苦戦している傍らでまた御依頼主の携帯が鳴る。
「・・はい、すみません。BMWの鍵は難しいようで・・30分で開けばいいかと・・」

あぁ・・申し訳ない。
きっとY隊員を焦らせない為に30分と言ってくれたのであろう。
が、逆に焦りになった。その焦りを気合に変えて
その電話から数分後に無事開錠。作業時間は約15分。
なんとか30分掛からずにすんだ。

恐縮して車を発進させる御依頼主を恐縮してお見送りした。



by J隊員

2007.12.12(水)晴れ
一番ツライ人

大田拠点から杉並への移動中にインロックの出動要請、
場所は川崎市多摩区、お子さんが閉じ込められているとの事でアクセルを握る手にも自然に力が入る。

何度も対応してもその度初心に戻らされるのがこの「子供インロック」だ。
・・・この寒さだし、車内の温度は平気だろうか?
・・・レスキュー隊が来て騒然としているのだろうか?
・・・こんな事を考え続けながら現場へと急ぐ自分が一番辛いのでは?
そんな風に思ってしまう。

しかしそれは違う、なんといっても
閉じ込められているお子さんが一番辛い事には違いない筈なのだから。

現場に到着するとエンジンがかかったままのBMW X3、
その傍らにはお母さんとそのご友人。
picture心配だったお子さんの様子を聞くと「ぐっすり眠ってます」との事で一安心、
ほっとしながら開錠作業を始める。

・・・うぅ・・それにしても寒い・・・
プルプル震えながら作業を進め、鼻水を2、3度啜った辺りでスンナリと開錠。
「お待たせしました!」
と、ドアを開けると中からとても暖かい風が・・・

エアコンがバッチリ効いた車内は快適そのもの、
これならぐっすり眠っていられるのも納得が行く。
それに比べて外の寒さといったら・・・

閉じ込められていたお子さんよりも、
外で待ち続けたお母さんの方が何倍も辛かったに違いない。



by J隊員

2007.12.3(月)曇りのち雨
久しぶりの不安

BMWのトランクにカギを閉じこんでしまったお客さん、
一緒に携帯電話も閉じ込んでしまい、やっとの思いで公衆電話を見つける。
そこでディーラさんへ連絡、鍵開けの手配をしてもらって一安心。

お次はディーラーさんから助人へ、早速出動となった訳だ・・・
が、聞けたのは大まかな住所とお名前だけ、ちょっと情報が足りない
不足分の情報は後から確認するとの事で取り急ぎ現場へ向かう事に。

目的地付近にさしかかってもまだ連絡は無い、
せめて住所だけでも完璧に判れば問題なく着けるのに・・・
なんて考えていると大事なことに気がついた。

お客さんは携帯も閉じこんでいる。
もし最初の電話で手配が完了したと思っているならば、
再びお客さんが電話をすることも無いハズ、つまり確認も出来ないという事だ。
クルマの横で今や遅しと到着を待っているお客さんを想像すると
picture「本当に会えるのだろうか?」といった妙に懐かしい不安感が湧き上がる。

結局、追加情報の無いまま「おそらくこの辺」というところまで到着
目を皿の様にして近辺をグルグルと探す。
3周目に入ろうか、というあたりにクルマと共に佇む人影を発見!
恐る恐る声を掛けてみると見事にお目当てのお客さんだった。

525iのMスポーツに乗るお客さん、
「意外と早かったね〜」と手配には微塵の不安も感じていなかった模様
なので余計な事は話さずにガチャリと開錠して救援完了だ。

それにしても今日感じた不安感、とても懐かしい種類の感情だった。
かれこれ十数年前、こんなにケータイが普及する前は日常的なものだったのに。



by H隊員

2007.11.19(月)晴れ
BMW 120i

夕方も過ぎた頃、千葉県某所よりBMW120iの解錠依頼。
空いている高速を走り現場に向かう。

高速を降り現場付近まで来たところでお客さんに連絡をする。
住所の一区画が大きく、迷うと大幅に遅れそうだったので誘導をお願いした。
ハンズフリーで携帯を繋いだままお客さんの指示に従う。
もう間もなく現場と言う所で、
「あ、バイクの音が聞こえます。今から外に出ますのでそこでお待ちください」と言われた。
塀伝いに走っていたので気付かなかったのですが、
停車したところはかなりの敷地面積を誇る一軒屋。
塀越しには大きな木も見える。

暫くするとお客さんがわざわざ外に出てきてくれた。
そして案内されたのは有に10台は入ろうかと言うガレージ。
そこにはBMW以外にも何台もの車が止まっていた。picture

夜も更けて気温が下がり始めていたのであまりお待たする事は出来ない。
速やかに内溝の鍵を解錠する。
車のドアを開けると近くにいたお客さんから驚きとお褒めの言葉を頂いた。

その後、写真を撮る了承を頂き携帯で撮影。
時間も遅いし寒くなってきてたので早々に引き上げせて頂く事に。

バイクを敷地外に出し、駐車場入り口にある4m程のゲートを閉める。
これが重い。
広い駐車場に相応しい堅牢なゲート。
そして夜も更けた住宅街の静粛を壊さないようにエンジンをかけた。

それにしても駐車場の広さには憧れてしまう。
あれだけの広さがあったら何台バイクが止められて、
複数台同時に整備が出来る。
そうしたらあのバイクを買ってエンジンをばらしたり、
ホイストつけて重いもの吊り上げたり・・・等など
激しく妄想が広がりました。



by Y隊員

2007.11.3(土)晴れ
おじいちゃんのBMW

自社受注で最新式BMW3シリーズの開錠依頼。
ディーラーさんからのご紹介との事。本当にありがたい。

到着すると御依頼主のおじいちゃんがお待ちかね。
オペ情報によると家カギを車にとじ込んでいて、車のキーは家の中。
どちらも施錠されているとの事で一応詳しく事情を聞こうとするも、
おじいちゃんの声が小さくて良く聞き取れない。

なのでご本人確認後、取りあえず作業を開始する事に。
数分で開鍵しその後お話を聞くと、
BMW購入する前の車の時にその車を家カギの隠し場所として使っており、
(その車はシャッターの閉まったガレージの中で未施錠)
pictureBMWを購入してからは車の施錠をする為それを止めていたのだが
つい癖でBMWにカギを隠して出かけてしまったところ
奥さんが車の施錠をして奥さんも出掛けてしまったのだとか。

経緯も複雑なのだが、それよりもおじいちゃんの声が小さくて
ここまで聞くのになんと30分も掛かってしまった。

で、別れ際に日記の素材として撮影させて頂こうかとお伺いを立てると
「日記にするのはいいけど、写真は断る!」
お断りされてしまった。けどその時の声は大きかった…。



by Y隊員

2007.10.28(日)晴れ
ミニわん

神宮前にてBMWミニワンの開錠依頼。
地下駐車場に到着すると御依頼主がお待ちかね。

「いや〜、実は閉じ込められちゃってるんですよ〜。」
到着早々に御依頼主に言われた言葉。

ギョッとしつつ続けて話を聞くと閉じ込められているのはワンちゃんとの事。
中をのぞくとラゲッジスペースに置かれたケージの中にフレンチブルドッグ。
クリクリ眼でジッとこちらを見つめてくる。カワイイ・・picture

何とか数分で開錠。そして動作確認の前にワンちゃんを救出。
聞けばかれこれ一時間も閉じ込められていたんだとか。
その割には全然暴れもせず本当にいい子だ。

以前もワンちゃんインロックを対応した事がある。
その時はゴールデンリトルバーにアメ車。
ワンちゃんと呼ぶのがおこがましい、でかい犬。やけに吠えやがったし・・
で、今回はミニワンからミニわん。

笑点の木久扇さん並みだな・・・と反省しつつ現場を後にした。



by Y隊員

2007.10.25(木)晴れ
リトルだけパニック

東高井戸にて01年式BMW318iのトランクインロック。
この年式はドアを開けてオープナーを押せば開く。
なので大した不安も抱かずに井の頭通りを西に向かった。

「カギはあるんですけど…。」と御依頼主。確かにドアは開いている。
ぬぬ…。もしや知らない機能でも付いているのか?

オープナーが利かない理由はバッテリーを外している為と分かったが、
スペアキーでトランクが開かないのは分からない…。

なので取りあえずトランクのカギ穴を直接ピッキングし無事数分で開錠。
pictureメインキーを取り出しスペアキーと照らし合わせてみるとサブキーである事が判明。

サブキーとはホテルの駐車場などで車を預ける時に係員の人に貸すカギ。
そのサブキーではトランクやグローブボックスなどは開かない。
BMWやベンツ、セルシオなどの高級車によく付いている。

その事を御依頼主に話すと、
「そんな高級な機能は7シリーズからにしてくれればいいのに…。」
でもY隊員からすれば3シリーズも充分高級車です。

それよりもとんだ早とちりで軽くパニックになったのが情けない。
冷静に考えればすぐに分かった事なのに…。まだまだ修行が足りないな。



by J隊員

2007.10.23(火)晴れ
BMW X5

六本木ヒルズにてBMW X5の開錠依頼
お客さんはカギを失くされたとの事でしたが
開錠後、車内にあった予備キーで無事に始動できました。

たくさんの買い物袋をお持ちの上、小型犬まで連れてましたので
クルマで帰る事が出来て何よりです。

以前対応した時よりも高年式のX5(H18年位?)、
pictureなんか前よりも作業体勢が楽だ。車高が下がっているのか?

それがマイナーチェンジによるメーカー仕様なのか、
お客さんの好みによるものかは分らない。
しかしJ隊員の腰にとっても優しい事は間違いないのでした。

ちなみに鍵穴の中にもマイナーチェンジを見つけた。
まあ材質が代わっている位ですが・・・
それでもピッキング中の感触は結構変わるもの、
開錠しながらマイナーチェンジを堪能させてもらいました。



by Y隊員

2007.9.27(木)曇り
アウトレットの苦痛

八王子はラ・フェット多摩でBMWの出張開錠の依頼。
Y隊員、久々のラ・フェット多摩。
と、言っても以前は仕事ではなく家族での買い物だが・・・

Y隊員、アウトレットモールが大好き。
首都圏近辺のアウトレットモールは大体行った。
なぜ好きか?と聞かれれば理由は安いから。
そう。Y隊員は安物買いの銭失いなのである。

御依頼を受けた際、駐車料金はお客様がお支払いするとの事だったのだが、
かかっても十数分。そんな短時間の為に駐車料金を頂くのも…と思い、
picture近くの歩道にバイクを停め、駆け足で御依頼主の元へ。

お待ちかねの御依頼主の為にもと思い3分程で開錠。
サインを頂きお立ち去る際に差し出されたのは、
キレイにティッシュに包まれたお札。

駆け足で駐車場に入る際に見えた駐車料金は30分200円。
きっとチップ込みでお出しされたんだろう。

しかし丁重にお断りして逃げる様に立ち去った。
だってせっかくリーズナブルなものを買いに来てこんな所で出費するのも・・・
もし自分だったらすごく苦痛だもの。



by Y隊員

2007.8.25(土)晴れ
夏のおしい

「すごく惜しいんですよね〜。」
中野区上鷺宮にてBMW525iのトランク開錠依頼。
到着早々に御依頼主から言われた言葉。

トランクインロックで惜しい?
ドアの窓が少し開いているとかだと意味が分かるのだが…。

「これ見て下さい。」と言われて見てみると、
トランクの上部からキーホルダーが顔をのぞかせている。
試しに引っ張ってみるがびくともしない。確かに惜しい。
そんな御依頼主の為にも早々に作業開始し数分で無事開錠。

見るとトランクの中にはレジャーグッズが満載。
picture聞けば出がけにこの事故を発生させてしまったのだとか・・・
書類を作成していると御依頼主の家族が総出で出てきた。
「実は私がやったんです。すみません。」と奥様。

「中々閉まらなくて三回目に無理矢理閉まったなと思ったらこの有様で。」
との話を聞き御依頼主が
「何で二回目で気付かなかったの?もう惜しいな〜。」

予定より一時間ずれ込んでしまったが無事出発できると喜ぶご家族。
この惜しい思いも、想い出の一コマになってくれればと思う。



by J隊員

2007.7.27(金)晴れ
1ゲームの攻防

BMWの開錠に世田谷のテニスクラブへ、現着すると二人連れのお客さんがコートから出て来てくれた。

鍵穴からの開錠を説明すると、「じゃあ今のセットが終わった辺りでまた来るから!」
と、コートに戻り始めるお客さん・・・
・・・あれっ!?今「セット」って言った?
思わず追いかけてそんなに要らないことを説明する。

「・・・・所要時間は1ゲームほどかと・・・」
お客さんに「じゃあ、どの位?」と聞かれて思わず答えてしまった(汗)
1セットが長すぎる事はすぐに解るが1ゲームの時間って一体・・・?

「ゲーム時間は試合内容で大きく変わる」
そのことを思い出したのは作業を始めた後、
pictureコートから響くボールの音を聞いているとゲームがすぐに終わる様な不安にかられる。
余裕が有るのか無いのか分からない状態で開錠を済ませ
時計を見ると5分程の所要時間。
勝ったと思いホッとして振り返ると、そこにはお客さんが既に立っていた。

「ほんとに1ゲームで開くんだね、凄いよ!」
コートから出てきたばかりのお客さんはそう言ってくれる。
しかし・・デュースから競り負けた感が否めないJ隊員

「ひょっとして一方的な展開になりました?」
そんな事はもちろん聞ける筈もなかった・・・



by Y隊員

2007.5.6(日)雨
神頼み

築地の中央市場内にてBMWがインロックしたとの 救援要請。
市場内の場所の特定が難しいとの事で、
取りあえず市場の隣にある波除神社にて待ち合わせ。

現着し御依頼主に連絡するも中々現れない。
待っている間、その波除神社を見学する。

鳥居付近に神社の由来が書き記されている。
鳥居をくぐると左右に大きな獅子の頭が鎮座。
picture獅子達の威厳さに気を退きつつ本堂へ。

何度か開けた事があるが、
いざ対応するとなると一抹の不安が出るBMWの開錠。
その不安が少しでも減れば、とお参りさせて頂いた。

そんなこんなしているうちに御依頼主が登場。
そして何事も起こらず無事に数分で開錠。

波除神社の効果か全く不安を持たずに作業に取り組めた。
毎回、このように作業前に神頼みが出来れば・・

……でも、そう何でもかんでも神頼みというのもな・・

もっと技術と経験を積んでいこう。



by Y隊員

2007.1.25(木)晴れ
踊らせ上手

「前の業者は差し金で1分くらいで開けたんだよね〜」
いきなりの先制パンチだった。

10年くらい前のBMW5シリーズ。
差し金での開鍵に余程熟練した方が対応したのだろう。1分程は凄い。

しかし、何かに火がついた。
頭から湯気を出さんばかりにピッキング開始。
研修で嫌になる程に練習した鍵。そのすべてを出し切って無事開鍵。
すかさず時計を見ると1分30秒経過していた。

1分は切れなかったがこの時間なら満足しただろうと思いつつ、
振り向くと御依頼主がいない。

道具を片付け、書類を作成しつつ待っていると、
驚いた顔をした御依頼主が登場。
「いや〜早いね。前の業者よりも早かったよ。」
ん?もしかして1分って大袈裟に言ってみただけ?

踊らされての作業だったが、個人的には満足のいく結果であった。



by A隊員

2006.11.2(木)曇り
印旛沼の癒し

千葉県印旛村でBMW M5がインロックしたとの知らせ。
現場は射撃場、火薬のにおいに誘われるように現着した。

現場の隣りはネットが張ってあるだけで、すぐ横で射撃をしている。
そそくさとピッキングし始めると、そいつはいきなりやってきた。

「パーーーン!!!」
picture銃声のあまりの大きさに、ビクっとした瞬間手元が震えてカギ穴がリセットされた。
気を取り直してもう一度ピッキング開始。
だが、このハラハラした気持ちだけは引きずったままだ。

途中お客さんから声をかけられる。
それだけで手元が震え、カギ穴リセット。

そんなこんなで、ようやく開錠するも、「そいつ」はA隊員にとり憑いたままだ。
このままでは東京へ戻れそうにないので、
帰り道、印旛沼へ捨ててきた。



by J隊員

2006.8.22(火)曇り
大合唱

日も暮れかけた頃、練馬区の遊園地にてBMW X5の開錠依頼、
現着すると「来た来た〜、すけっと〜」と、男女10人程の若者グループが到着を待ちわびていた。
聞けば方々で断られてしまい、最終的にディーラーさんからの紹介で助人に辿りついた模様、
ご紹介有り難うございます。

すかさず作業に入るとピッキングが珍しいのか、二人位の若者が入れ替わり立ち代りで
傍らに立ち、食い入る様に作業を見つめている。
見ているだけならまだ良いのだけれど、若者らしい答えに困る様な質問責めにもあってしまい
作業が少々難航する。

きわどい質問の返答に苦戦しながらも五分程で無事開錠、傍らの若者が「スゲ−」
「開いたー」等と声をあげる、それを合図に若者達の大合唱が始まった。
「すーけっと、すーけっと」
想定外の状況に動揺するもさらに助人コールは続く
「すーけっと、すーけっと」
平静を装って道具を片付けるがコールはまだ続く
「すーけっと、すーけっと」
(ひょっとして何らかの反応を示さないと終わらないのでは?)と不安になってきた頃に
ようやく収束、内心ほっとしながらBMWを見送った。

静寂も戻り夕闇に包まれた駐車場で、
今後コールが起きた際に答えるものがなにかしら必要と感じ
しばらく「キメのポーズ」を練習していたのは内緒である。



by H隊員

2006.8.20(日)晴れ
後頭部に・・

深夜、BMW530iの解錠依頼。
トランク・インロックとの事でトランクを解錠するも中に鍵は無かった。
じゃぁ車内だろうと言う事でドアを解錠しようとしたら左ハンドル車で
地上50cm位の壁とその上にある垣根にぴったり寄せてある。
後ろから見る限り人は入って行けそうに無かったが、良く見るとフロント側の方が少し広くなっていた。
身に付けている物を極力外し、しゃがんだまま股を90°開き
坂田利夫の様な動きで隙間に入っていく。
何とかドアの前までこれたので工具をセット
ピックとスコープをもって中を覗こうとしたら
ザクっ!!…
何か嫌な音がして後頭部に痛みが走る…
ピックを置いて、恐る恐る後頭部に触ると…
垣根の枝が刺さってるくさい…
ゆ〜っくりと頭を前に出すと枝が着いてくる…
マジっすか…?
更に頭を前に出すと、プチっと言う音と共に枝が取れた。

じーん…(by.後頭部)

取り合えず今のことは無かった事とにして作業を続ける。
後頭部が怖いので覗かずにやってみると以外にも直ぐ開いた。
そそくさと”アホの坂田”スタイルで隙間から抜け出し後頭部を触ってみると
特に何ともなってないくさい。

30分後
拠点に戻り、気になる後頭部を触ってみると指先に「血」が付いてきた。
やはり刺さっていたのか。

消毒しながら、ハゲが出来ないことを祈った。



by F隊長

2006.8.9(水)雨のち曇り
恐い話しという事では無いのだが

武蔵野市にてBMWのインロック
場所の詳細を聞くと、今は廃院となった総合病院の駐車場。
大通りに面していながらにして、その佇まいは廃墟のそれを感じる。
地下の駐車場に降りていくと間引きされたような配列の蛍光灯がまばらに光っている。
が、それも奥に進むに従って暗闇に近づいていくように心もとない明かりだ。
車はZ-4 BMWのオープンカーである。

御客様とはすぐに合流、廃院の駐車場に止めてあるのだから関係者か?
いや、BMWに乗っているくらいだから医者なのだろう。
早速開錠に入る。手元は真っ暗に近い。
鍵穴さえ明かり無しでは見えないが数メートル離れた場所で
開錠を待ちわびている様子に手を急がせる。

だが 何とはなしに頭の上に違和感を感じる。
もの凄くかすかに頭を触れられているような気がする。
隊長の頭は6mmの坊主なので触感には敏感だ。
嫌な感じはするも御客様はすぐそこにいるし恐怖感は無い。
でも開錠の最中ずっと気になっていた。
蚊や虫の類ではない。羽音が一切しないから。

無事、開錠してサインを頂くと御客様は「ありがとう」の声を残し、早々に車で帰っていった。
残された隊長は後始末もそこそこに後に続く。
外に出て頭を何かから振り払うように撫で回し完了の電話を入れる。
帰ろうとバイクに跨った時、駐車場にボールペンを落としてきた事に気付いたが
取りには戻らなかった。



by J隊員

2006.7.30(日)晴れ
敵機襲来

日々のトラブル解決において、すんなり作業出来るケースは意外と少ない。
立体駐車場の揺れるカゴの中だったり、ガス欠救援に行ったら給油口がカベぴったりだったり、
今回の作業もそんな案件だった、しかしそれだけでは済まなかった・・・

世田谷は赤堤よりBMWの開錠要請、運転席側のドアにしか鍵穴が無いタイプにもかかわらず、
そのドアと駐車場の塀の隙間が30センチも無い、
しかもその僅かな隙間には、そのお宅のお婆さんのものと思われるアサガオの鉢がびっしり並んでいる。
アサガオの蔓は塀にしっかり張っており、鉢を動かしたら蔓を切ってしまいそうだ。

結局、鉢を少しだけズラして片足だけ置けるスペースをドア前に確保、一本足でピッキング開始。
無理な体勢の上、30秒くらいで脚のケイレンが始まり、その度に脚を入れ替える、
その為なかなか作業が進まない、しかしその後もっとヒドイ事が起きる。

何度目かの脚の入れ替えの際、ふと腕に視線を移すと恐ろしい光景が!
集中していて気付かなかったが、駐車場の隣の庭から大量の蚊が襲来していた。

頭の中で空襲警報が鳴り響き、すぐさま作戦会議が開かれる。
結果、導き出された作戦は・・・「速ヤカニ開錠シ、撤収セヨ!」
・・・つまりお手上げ状態だ。

5分程で終了して被害状況を確認する、顔と腕を併せて9箇所、ボコボコの惨敗だ。
このままでは大和の様に撃沈されてしまう、なにか対策せねばとヨロヨロと帰還する。

無残に腫れあがった痕にかゆみ止めを塗りながら、リベンジを誓う。
屋外用の極太蚊取り棒がどこかにあったはず、アレを使う時が来た様だ。

ただ問題なのはとにかく極太!
作業よりも着火に手間取る事は間違い無い。



by H隊員

2006.7.20(木)曇り
今度は富士山

朝の通勤ラッシュも終わる頃、河口湖近くから現行BMW530iの解錠依頼。
結構な雨の中、中央道を目指す。

雨風は強いが高速は空いていて走りやすい。
ストレス無く距離が稼げる。
だが、八王子を越えたあたりから気温がグッと下がってきた。
もしかしたら現地は寒いかも?不安が過ぎる。

不安は的中した。
大月の分岐を折れて河口湖方面に入ると更に気温が下がった。
その上、ずぶ濡れのグローブは容赦無く指先の体温を奪う。
解錠作業に影響が出ないようにグリップヒーターのスイッチを入れ
指先の保温に勤める。

河口湖ICで高速を降り、現場近くのゴルフ場を目指す。
更に気温が下がる。
シールドの曇り方が、体温と気温の差を如実に物語る。

ゴルフ場まで着いたところでお客さんに電話。まぢですか・・
少し移動し携帯を暫く見つめると、ニョキ!と一本立った。
すかさず電話をかける

ぶちぶち切れるので何度もかけ直しながらお客さんに誘導してもらうが
広大な敷地面積を誇る別荘地に入ると殆ど繋がらなくなってしまった。
樹海が近いせいだろうか?
いや、単に山の中だからだろう。

暫く走るも、最初にもらった●●●●-356という住所は見つからない。
と言うより住所表記が無い。
困った・・・
土砂降りの中、携帯画面を見ながら途方に暮れそうになった時
遠くに地図看板を発見!
356を探す。
地図をしげしげ眺めると、住所表記はすべて●●-●になっている。
と言うことは 356=35の6だ

すぐに35-6に向かう。
急に雨脚が強くなったところで目指す住所に到着した。
だが、3台ほど停められそうな駐車場に車の影すら無い。
恐らくここで無いだろう・・・
困った・・
祈る気持ちで携帯を見てみると、圏外からニョキとアンテナが一本立った。
あたふたとお客さんに連絡。

プルルル…ピッ「鍵屋さん!うちはさんじゅうさんの…」 プツッ… ツー ツー
お客さんの一声を聞いただけで切れてしまった。
その後、圏外。
困った・・・

ん?
お客さん、サンジュウサンって言ってたような・・
もしかしたら33-6?
可能性はNO.33にあり
踵を返してUターン
泥でホイールスピンをしてコケるかと思った。

水溜りと砂利に注意しながら進んで行くと33の区域に突入・・。
あったぞ33-6・・白のBMWもあった。
やっと着いた。
バイクを降りて振り返ると、お客さんが玄関で手を振っていた。
雨だか鼻水だか分からないズブ濡れの笑顔で僕は会釈をした。

で、これで終わりじゃないのです、作業が待ってます。
指先は冷えて痺れていたが、それをモノともせず1分程で解錠。
バコッとドアを開けた瞬間、今日一日の仕事を終えた気分になり
夕方にさえなっていないのに風呂に入ってビール(ハートランド)を呑みたくなった。

その後、別荘内で熱いコーヒーを頂き、子供と犬にじゃれ付かれながら作業書を作成。
山のような労りと感謝の言葉を頂き別荘地を後にした。

そして、帰りの高速に乗ってから富士山を一度も見なかったことに気付いた。
雨で殆ど見えなかったでしょうが、麓まで行ったのにすっかり忘れていた。
そう言えばツーリングと言うものに随分と長いこと事行っていない。
たまに仕事じゃなくバイクに乗るのも良いのでは?
それならばと直近の休日に天気が良ければ下道で下仁田までコンニャクを買いに行こうと心に決める。

但し二日酔いじゃなければ・・



by H隊員

2006.6.21(水)曇り
ミニチュアダックスフント

駒沢公園でBMW318iのインロック。
お客さんはミニチュアダックスフントを抱いていた。
そして会った瞬間に吠えられた。

作業を始めても吠え続けている。
お客さんは気が引けるのかちょっと離れてくれたけど、
一向に鳴き止む気配が無い。
解錠する1〜2分の間 ず〜っと吠え続けるミニチュア。

当然、触らせてはくれない(犬が)

作業表にサインを貰っている間は地面に下ろされていたので、
しゃがみこんでみたら一際吠え方がひどくなり、
終いには全開で小便を撒き散らし始めてしまった。

お客さんに怒られるダックス

どうやら僕が余計な事をしてしまったようです・・

フントよ・・   正直スマンかった・・

そんなに怖がるとは思わなんだ・・・



by A隊員

2006.5.31(水)晴れ
人命救助の最前線

とある場所でBMWミニワンがインロックしたとの知らせ。
お子さんが閉じ込められているとの事で「お急ぎ」であった。

東名高速に入って、ちょっと遠かったけれど30分で現着。
そこは、未だかつて見た事もない激しい戦場となっていた。

消防車と救急車とパトカー、さらにはJAFまで動員された現場。
交通規制を突き破ってミニワンへ駆けつけると、レスキュー隊員が取り囲んでいる。
選ばれし、人命救助の特別部隊がここに集結した。

インロックした当初お客さんは、現地のカギ屋さんに「開けられない」との事で断られた様子。
混乱したお母さんはアレもコレもと呼ばれたようだ。picture

まずA隊員からアタックするという事で決定。
抜群のテンションで2分で開錠。無事お子さんを救出した。

お巡りさんさんから「あっという間ですね!」
オレンジさんから「やるじゃないっすか!」
JAFさんから「内溝キーとは思えない早さですよ!」

何というか・・その・・
とても良い気分のA隊員であった。



by A隊員

2006.2.26(日)雨
恐縮する若者

勝どきでBMW318iがインロックしたとの知らせ。
現着して驚いたのは、ドライバーが78歳のお客さんという事。

カギの形状は、カギ開け実演会で7分の実績がある、ひとつ前のモデル。
時間短縮に胸ときめかせながらのピッキングは、結局のところ同タイムであった。

書類作成していると「無料」という言葉に驚かれるお客さん。
「それではキミがあんまりだ」と言われながら1,000円頂くA隊員。
「いえいえ、今回の作業料金は保険会社を通じて、しっかり頂けますから・・」
中々ご納得いただけないお客さんとの間で、1,000円札が行ったり来たり。

「若いモンが無理をしちゃイカン」と3度目で結局頂いたA隊員。
さらに「こちらはお礼ね」ともう1,000円チップとして頂いてしまった。

結局2,000円を頂いてしまい恐縮しっぱなしのA隊員。
お客さんは何度も「その内の1,000円は作業代だからさ!心配しないでよ!」と言われるけど
BMWの開錠代が1,000円というのも複雑な気分であった。



by H隊員

2006.2.26(日)雨
BMWインロック 場所は・・

夕方前、現行モデルのBMW525iの開錠依頼が入る。
詳細を読み込むF隊長の口調に少し違和感を感じながらもメモを取る。
作業内容・車種・ナンバー・お名前・携帯番号ときて、いざ住所になると
「少し遠いのですが…」と前置きがあった。
隊長がこう言う時はちょっと遠い所の筈。
先日あった清瀬の時と同じ口調だ。

「で、住所がですね     静岡県・・」

  「静岡県(メモメモ)・・           え"!」

「伊東市…」

  「イトーッシ!!ってあの熱海の下にある伊東ですかーっ!?」

「そうです」

どうやら本当らしい。
詳しい住所を聞くと伊豆シャボテン公園近くのホテル。
その近辺には2〜3度行った事があるので、道は何となく記憶している。

記憶の糸を手繰りながら高速の入り口に向かった。

随分昔に伊豆シャボテン公園に行った時、
駐車場をひょうひょうと歩く孔雀(オス)にビックリした事を思い出しながら
東名をひたすら・・
小田原厚木をひたすら・・
週末の温泉客と一緒にひたすら・・
距離にして150kmをひたすら・・

最近、仕事用バイクをカウル付き1000ccのバイクに変えていたのが、
現着した時には身体は芯から冷えきっていた。

カタカタ震えるのを抑えてお客さんと合流。
速やかに作業に入る。
が!
作業を始めて1分ほどで猛烈な尿意に襲われてしまう。
モジモジ・・
集中できない・・
BMWの内溝は得意だが・・
しゅ、集中が・・
と、モジモジしているうちに我慢の限界に達してしまい、お断りをして仕方なくトイレへ駆け込む。
「はぁ〜ゥ」

集中を阻害するものが無くなればこっちのもの、作業再開後2分ほどで開錠。

開いたと同時にF隊長に連絡し
「む、難しいカギです、あ、開けられません、くじけてもいいですか?」と、のたまわってみたが
「ハハハッ、開きましたか 了解。 十分に暖まってから戻って下さい」
と1秒もかからずに見破られてしまった。
全ての手続きを終え現場を離れ、街灯が殆ど無い道を走り一番近いコンビニに入る。

缶コーヒーで暖を取りながら一息、やっと落ち着いた。
緊張の糸が解れたせいか全身に疲労を感じる、寒さで硬直していたからだろう。

それにしても日が落ちてからは更に寒い。
「はぁ〜」と息を吐くと白さが濃い。
伊豆とは言え、かなり気温が低い証拠。

もう一度コンビニに入るべきか、それとも移動して食事でも取るべきか・・
思いを巡らせていると、買い物に来たおっちゃんが話しかけてきた。
 「おにいさん仕事?」
何故ここにいるかの経緯を簡単に話す。
 「雪の日はどうするの?この近辺を回っているの?」
一つ答えると立て続けに質問してきた。
バイクで移動しているので雪が積もったら走れない、仕事のメインは東京ですと伝えると
 「東京? 東京から来たのー??」と驚いていた。
伊豆シャボテン公園まで数キロの看板を目の前にしながら話していると、確かに妙な感じはする。
その後も、あれやこれやと質問を受け最後に、
「遠いかもしれないけど、呼んでもらえることはありがたいことだね」とおっちゃんは言った。
たまたま近くにBMWを開けられる業者がいなかったのか?
はたまたここまで来られる業者がいなかったのかは分りませんが
おっちゃんの言葉通り、依頼を頂いた事は正直ありがたい事と思う。
・・ちょっと遠いですが・・

 「これから東京に戻るんでしょ?寒いから気を付けてな!」の言葉を残しておっちゃんは立ち去った。

おっちゃんと別れた後、コンビニに入る気は無くなった。
兎に角腹が減った。
来る時に見つけた熱海の「くるまやラーメン」で、
ニンニクと生姜たっぷり味噌ラーメンを食べて温まってから帰ることに決めた。



by H隊員

2006.1.20(金)晴れ
盗難車?

某大手コインパーキング会社さんからBMWの開錠依頼。
正月から停めてあり、動いた形跡が無く料金は既に10万円を超えているとの事。

現場でご担当者と合流し確認させていただくと、
ナンバープレートの車輌と停まっている車輌が一致していないらしい・・
ナンバーは国産の高級車
で、停まっているのはBMW
警察が来るのを待ってから作業開始。
先日のA隊員よりは時間がかかりましたが20分程で開錠。
待っていた警官は車体番号を確認し問い合わせ。
トイレに行っていた御依頼主は走ってきた。
そして問い合わせに対する返答を待つこと暫し・・
警察のデータベースでは盗難車になっていない事が判明。
勿論、車検は通っていない。
これからどう言う展開に・・?
内心ドキドキしていたら「現状で盗難届けが出ていないので、こちらとしては今は何も出来ません」
と言って警官は立ち去ってしまった。picture

御依頼主から作業書にサインを頂いている時、
「このような放置車輌は良くあるのですか?」とお聞きすると
「盗難車は良くありますね。でもその場合は大抵カギが開いているんですよ」との返答。
盗難車だと警察に引き渡すのでしょうけど、この場合はどうするのだろう・・
少し気になりつつも現場を後に。

で、後になって一つ気になった事が・・

警官はトランクの中を調べていない・・
実はトランクの中には・・

ニュースになっていないので特に何も無かったのでしょう。



by A隊員

2005.9.17(土)晴れ
幸せな人々

いつのまにか大好きになった舞浜から、ミニワンの開錠依頼が入った。
夕暮れ時の駅前ロータリーでは、疲れていてもさわやかな、それでいてなごり惜しそうな人々が駅へ流れている。
その中の迎えにこられたミニワンがインロックした。

ミニといってもBMWだから侮れない。
内溝だけど、本家BMWよりやりづらかった。
お客さんも若い女性数人で、ご挨拶したときから写メールバシバシ状態で
さすがに作業風景だけは勘弁していただいたが、スキあればバシバシで
こちらも侮れなかった。

なんと言うか・・・
まるで相手の携帯電話と会話しているようで、複雑な気分だ。
後半になると、撮られるたんびにポージングを決めたりしてみる。
サービス精神からそうしている事は間違いないが、後から見たらどんな感じだろうか・・・

全ての人がディズニーランドの余韻に浸っている舞浜駅で
ロードサービスのお兄さんは「欽ちゃん走り」の絵。

でも何だな、欽ちゃんといのは年代的にどうかな
アンガールズのジャンガジャンガのほうが・・・
といった後悔が残った。



by A隊員

2005.7.22(金)晴れ
思い出の場所とオークラ

インロックしたお客さんと、ホテルのロビーで待ち合わせとなった。
場所は浦安市のホテルオークラ、ディズニーランド周辺の一角で、A隊員の思い出の場所でもある。
東京で一人暮らしを始めたころ、このオークラ脇の堤防には毎週通ったものだ。

浦安から晴海方面の夜景を見るのが大好きで、田舎にはない東京らしさを満喫できた。
前日まで田畑を走り回っていた男が、次の日には夜景を楽しむほどキザになりほうけている。
当時のことがかわいく思えるほど、歳をとったということか。

さてロビーに着いたものの、人が多くて探せる状況ではなかった。
係の人に聞いてみると、あっという間に伝令が飛んでいき、ホテルマンが一斉に動き出す。
さすがオークラ!
サービスはホテルマンに学べというが、まさにその通りだなぁ・・・と感心するA隊員
レベルの高さを肌で感じた。
お客さんと合流後、BMW318@を即効で開錠させて気分も上々。
帰るときも出口まで誘導してくれて、何だかこちらがサービスを受けているような感じだ。

ディズニーランドへお越しの際には、ぜひオークラ東京ベイへ。
抜群のサービスで、ちょっと感動しちゃいます。
また海から見る夜景はとてもきれいなので、お見逃しなく・・・
一人で夜景を楽しむ若者を見かけたら・・・

そのときは温かく見守って下さい。



by H隊員

2005.7.16(土)晴れ
車内に子供が・・

最新BMW525iの開錠依頼が入り詳細を聞くと、中に子供が閉じ込められているとの事。
空でも飛んで行きたい気持ちとは裏腹に、出勤時間の渋滞は何時もよりひどかった。
やっとの思いで着いた現場。
エンジンがかかったままの525iの傍らには、若くきれいなお母さんが不安そうに待っていた。

閉じ込められた子供は3歳前位の男の子。
運転席でハンドルを握りしめ、フロントガラス越しにこちらを見ていた。
特に泣いている様子は無いが、速やかに開錠しなければならない。
作業を始めようとドアの前にしゃがみ込むと、窓に張り付いた男の子と目が合った。

「泣かれるかな?」
一瞬脳裏を過ぎりましたが、子供は笑顔を見せ笑ってくれる。
人なつっこい子。
無垢な笑顔で窓ガラスを叩く姿を見ると、早く出してあげたい衝動に駆られる。
鍵はBMWの内溝、簡単とは言えない鍵。

幸い雨は降ってない、この事だけは空に感謝したい。
感謝でドアは開かないので作業に取り掛かる。
車体の横に跪き鍵穴を覗く。
数秒後、何やら眼に異常を感じる。
長時間のアイドリングで車体から放たれる熱気のせい。
構わず作業に入るが熱で目が乾き、刺激で瞼を開けてられない。
これでは作業にならないと、超強力クール系目薬で強制号泣
男泣きで作業を再開。
滲む鍵穴の奥に見えるディスクはすこぶる反応が良い。さすが新車。
ピッキングする度にシリンダーが開錠方向に動く。
順調に進み、あと数枚ディスクを入れれば開錠と迫ったその時に、
突然車体が動きだした!そして入れたディスクが殆ど戻ってしまった!
んがーー!! 何事か!!
ガバッ! 顔を上げると、車が「よっこいしょ よっこいしょ」と動いている。
??どう言う事??  と車内を覗くと・・
子供が「ふん!ふん!」と車のハンドルを左右に切っている。
さすが車速感応式パワー・ステアリング・・ 3歳児でも楽々ステアリング♪
感心している場合ではない。
これでは埒が開かないし、ドアも開かない。
揺れる車体にリズムを合わせて、丁寧にピッキング。
ちょっとキツイが何とかなっている。
だけどどうしても入りすぎるのが一枚ある。
その一枚を揃える為にゆっくりとテンションの力を抜く。
微かに問題のディスクが動いた。
それと同時に抵抗がスッと抜けシリンダーが回り始める。

解錠。

ドアを開けエンジンを切ると子供は驚きの表情を見せていたけど、
お母さんに声を掛けられ顔は満面の笑み変わった。
長時間閉じ込められていたにも関わらず、子供がとても元気だったのが何よりです。

これからの季節、小さな子供が車内に閉じ込められると危険な状態になる可能性が少なくありません。
いつか、現場到着と同時に窓ガラスを叩き割らなければならない事態に直面するのだろうか・・?

その時は躊躇なく叩き割ります。


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