隊員同士で言い争うことが多い。それは仲が悪いとかではなくて、いかにして売上を伸ばすかという所に皆真剣だからだ。
喧嘩の火付け役はA隊員が多いようだ。練り上げた提案を反論されて、またそれに反論して・・と繰り返すうちにヒートアップしてくる。気がつくと話しが反れている事が多い。提案の趣旨から外れて、何とか相手を言いくるめようとしているのだ。
その昔武田信玄の家臣で山本勘助の話しを思す。ライバルの上杉謙信は天才で、御館様(信玄)は秀才と評した後、天才VS秀才・・・この2人が戦えば、必ず秀才が負けると進言した。しかし最終的な勝利は秀才が手にするとの事であった。
何の意味かというと、秀才とは己の努力の賜物であって、欠点も認識している分人を信じることが出来るようだ。当時武田騎馬隊は最強で、家臣団は一枚岩であった。それに比べて上杉軍は謙信一人が天才で、人を信じることが出来ないでいる。大将比べでは負けていても、国としてみれば武田のほうが優れている事を気づかされた。もちろんA隊員は天才でも秀才でもないけれど、目指すんであれば秀才にしたい。言論ひとつ取っても局地戦にこだわらず、大局を見通せる正しい目が必要だ。
正しい目を持つこと。それは言いくるめるよりも、聞く難しさにあること、相手を否定していては、まともな話し合いは出来ないことをH隊員が教えてくれた。
