ちょうど1年前も、うだるような暑さであった。「何かひとつやってやろう」とF隊長のところに集まったA~Z隊員。過去へのシガラミを振り返る余裕などないくらい、前しか見ない連中だ。
実のところ、前職で役職を手にしてきた隊員も少なくない。○○マネジャー、○○所長といった肩書きは、言うまでもなくこの仕事に不必要だが恵まれた待遇を蹴ってでも、新しいことに挑戦する意義は高かった。
夏の朝を感じるとき、決まってA隊員はキャンプ場の朝を思い浮かべてきた。一番楽しかった思い出なのか、何かこう弾むような期待が持てるのだ。今年から新たなイメージが加わったようで、「何かひとつやってやろう」といった心機一転のすがすがしい感覚になっている。
あの夏、誓い合った彼らにそっと言ってやりたいのだ
万事うまくいくだろう・・・と
