お子さん2人を閉じ込めたまま、ムラーノがインロックしたとの知らせ。イグニッションにカギを挿したまま外へ出たら、勝手に集中ロックが作動した様子。
「なんで開けでぐれないの~」パニック状態のお子さんは、何度も「なんで?」を訴えるけれど、「お母さんでは無理なのよ。ごめんね。もう少しだからね」冷静に答えていた。
作業中「なんで?」をドアの反対側で叫ばれると、さすがに辛かった。およそ2~3分でも心が引裂かれそうな感覚になる。助けたくても助けられないそんな感覚を、親であるお客さんは30分近く継続していたことになる。
リキむ指先を抑えながらピッキング、ものの数分で開錠できたから役目は果たした出来だ。お子さんを抱きかかえるお客さんの風景は、いつ見てもほっとする。どっこいしょと尻餅をつきたくなる感じだ。
全てを母親に頼る時期は、はたして何歳ごろまでなのだろうか・・いつしか「自分自身の問題」とか「友人」へとシフトしていき自立するのだろうけど・・
そんな事をぼんやり考えながら、お客さんを見送った。
