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イプサム・インロック ②

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①の続き・・・

事は急を要する。即座にバラけたディスクをピックで戻す。と、ここで突然左足に強い衝撃を受けた。「!!!!?」 後ろを見ると、いつの間にか現れた警官が僕の後ろを通るときに蹴ってしまったらしい。そして警官は直ぐに交通整理を始めた。すると今度は肝臓の辺りに膝蹴りが入る。「ぐはっ!」 思わず声を出し身を捩った。今度はお母さんが後ろを通るときにヒットさせてしまったらしい。交通整理が始まって通れる所が狭くなったせいだ。

捩った体を戻し鍵穴を覗くとディスクが戻ってしまっていた。最初からやり直しだ。

中では火の付いたように子供が泣いている。今日は気温が高い そしてここには遮蔽物らしきものが全くない太陽が容赦なく照り付けている 車内の温度はかなり高いはず

急がねば!

また直ぐ45℃まで回すすると救急隊が「鍵屋さんが開けられなかったら…」とお母さんに何か説明を始めた

「もう開きます!」と僕が言うと一瞬説明を止めたが直ぐに「鍵屋さんが開けられなかったら…」とまた最初から説明を始めた。ドアが開いていない現実がある以上何を言っても無意味か。残り2枚を入れ、ズレたハーフをテンションの戻しとピックを使いシアラインを揃える。救急隊が「窓を割っ…」まで言った所でドアを開けた。作業開始から3分弱直ぐにお母さんが子供を抱き上げる。水に浸かっていたかの様に汗でずぶ濡れになっている子供を見れば車内温度の想像がついた。

「問題ないと思うが一応大事を取って病院で手当てをする」と救急隊員が言ってる。そして救急車で子供は運ばれて行った。それを見てホっとしたところで急に脇腹が痛くなってきた。女性の膝は小さいので鋭利だと肋骨が言ってる。

消防車を見送り、自転車の警官を見送った後、「痛たたた…」と脇腹をかばいバイクに跨る。帰り道蹴られながら頑張った自分へのご褒美として、プリンを買って帰った。

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