
麻布十番でベスパのバッテリーが上がったとの知らせ。雨が降っていた。
無事ジャンピングすると、お客さんは「カッパ」を持たずに台場へ行くという。電車へ切り替えたり、引き止めても無理みたいなので見送る事に。
A隊員・・・・「お気をつけて!」お客さん・・・「はい!どうもです!!」軒下から中々出ようとしないお客さん。タイミングを図るようにしているが、雨脚は強くなるばかりだ。
台場まで30分、濡れていくことを考えただけで「ゾッ」とする。ましてやお客さん皮パンだし。
意を決して雨に飛び込むベスパ。その無謀ともいえる勇敢さに鳥肌が立った。
雨しぶきの中に消えていくベスパが、今でも懐かしい。お客さんもA隊員も、当時は必死だったのだ。
まさか30分後に雨が止んでいるとは思っていなかったから。
