
「バイクとケーブル繋いで充電って出来ますかね?」。アイシスのジャンピングを終えたところでお客さんに質問された。クルマの脇には125ccのバイクが停めてある。ロードサービスを呼ぶ前に思いつき、そのまま気になっていたそうな。その話を聞いてJ隊員の脳裏にある記憶が蘇る。
あれはもう十数年前になる、当時のJ隊員はあまりクルマに乗る暇が無かった。その為いざ乗ろうとするとバッテリーが上がっている、最初のうちはその都度家までバッテリーを運んで充電していたのだが、駐車場から遠いのとバッテリーの重さにいい加減疲れてきた。そんなときに閃いたのがバイクでのバッテリー充電だった。
当時乗っていた200ccのバイクで駐車場に乗り付けて、早速ケーブルを繋いで充電を開始してみる。するとバイクのエンジン回転は高めをキープしなければならないものの、クルマのバッテリーは少しずつ充電されている。あとはバイクの水温に注意しながら時間さえかければイケそうだ・・
充電開始から5分ほど経過した頃だろうか?ふと誰かの視線を感じてそちらに目をやると・・・・・・近所の人であろうオバさんが凄い形相でこちらを睨んでいる。
そのオバさんを見た瞬間、全ての状況を察知したJ隊員。その時は結局、バイクでの充電は中止する他なくなってしまった。
「時間と騒音、この二つさえクリア出来れば行けると思うんですが・・」体験談を交えながらお客さんに可能性を伝えてみた。
すると「・・・やっぱり止めておきます」とお客さん。別にあきらめてもらうために話した訳でも無かったのだが・・いや、むしろ賢明な選択だと思う、しかし・・・ちょっとした寂しさの様なものを感じずにはいられないJ隊員であった。
