
西新宿よりキャデラックSTSの解錠依頼。日曜日の宵とあってか車の数は少ない。
現場付近に到着し該当番地を一回りすると車輌を発見。お客さんも友人と車の近くにいた。
鍵はトランクにあるとの事でドアではなく直接トランク解錠を希望された。
一応、「ドアを開けてオープナーで開きませんか」と尋ねてみるがトランクをお願いしますとの事。その後、何か友達とゴニョゴニョ話している。トランクもスタンダードな位置にシリンダーが付いているので特に時間がかからないでしょう。と言うことで、ご要望通りにトランク解錠に入る。
作業を始めようとした瞬間、後ろで何かを感じた。クルっと振り返るとこちらを見ながら時計を触っている。見た感じの印象はタイム計測?
こりゃ大変だ! 計測される!精神的にズタボロにならない為にも気合を入れなければ!
若干オーバーな動きでお客さんにピッキング開始をアピールした。目標は2分。頭の中で時を刻む。
脳内ストップウオッチで1分を過ぎた辺りでトランクを開けた。うっしゃー!!と振り返ると二人は時計を見ている。開いた事に全く気付いていない。で、会話を聞くとお客さんが友達に時計の機能を説明している。
ぐあぁく…
一人で勘違いしていた。お客さんには全く気付かれていない筈なのに激しく恥ずかしくなった。
その後…
滲む高層ビル群を見ながら黄昏たのは内緒です。
