
大田拠点から杉並への移動中にインロックの出動要請、場所は川崎市多摩区、お子さんが閉じ込められているとの事でアクセルを握る手にも自然に力が入る。
何度も対応してもその度初心に戻らされるのがこの「子供インロック」だ。・・・この寒さだし、車内の温度は平気だろうか?・・・レスキュー隊が来て騒然としているのだろうか?・・・こんな事を考え続けながら現場へと急ぐ自分が一番辛いのでは?そんな風に思ってしまう。
しかしそれは違う、なんといっても閉じ込められているお子さんが一番辛い事には違いない筈なのだから。
現場に到着するとエンジンがかかったままのBMW X3、その傍らにはお母さんとそのご友人。心配だったお子さんの様子を聞くと「ぐっすり眠ってます」との事で一安心、ほっとしながら開錠作業を始める。
・・・うぅ・・それにしても寒い・・・プルプル震えながら作業を進め、鼻水を2、3度啜った辺りでスンナリと開錠。「お待たせしました!」と、ドアを開けると中からとても暖かい風が・・・
エアコンがバッチリ効いた車内は快適そのもの、これならぐっすり眠っていられるのも納得が行く。それに比べて外の寒さといったら・・・
閉じ込められていたお子さんよりも、外で待ち続けたお母さんの方が何倍も辛かったに違いない。
