
初期型カワサキKLX250のエンジンがかからないとの連絡。まだ夜も明けきらぬ中現場に向かう。
お客さんと合流し現状をお聞きすると、一年程乗ってなかったので簡単なキャブ掃除とガソリンの入れ替え、プラグ・エアフィルター・オイルの交換をしたとの事。その後、キックするも始動しない。セルフスターターが付いていないのでひたすらキック。30分程頑張ってみたが体力が尽きてしまった。ん~、確かにキックを30分はキツイ。
それではまずバッテリーの電圧を測ろうかと、バッテリー搭載位置を聞くとバッテリーレスだった。最初から無いのかバッテリーレスにしたのかは、中古購入のお客さんには分からない。「戦う4スト」と言われたレーサーベースの市販車。もともと無いのかもしれない。
取りあえずやってみる事と言えばキック。おそらくプラグはかぶっているのだろうけどまずキック。背の高い車輌にまたがりメインキーをon。バッテリーレスの為ニュートラルランプが点かないので、軽くキックアームを下げてニュートラルを確認。そして始動困難な車輌にはいつもやるキルスイッチのon・offっとここで違和感が。キルスイッチをoffにし、再度onにする時グギっと嫌な入り方をする。もう一度やってみても同じ感じがする。なんか変だな?と思いながらもキックをしてみる。すると、ウボボボとエンジンがかかりそうな音。続けてキックをすると6回目位に始動する事ができた。「かかった~」と喜ぶお客さんとは裏腹に、さっきのキルスイッチが気になって仕方がないH隊員。もしかしてと思いonになっているスイッチをさらにonの方に押してみると、プスンとエンジンが止まってしまった。始動困難な原因はここかもしれない。スイッチボックスのネジを外し中を見てみると、想像した通りスイッチの接点が腐食していた。
その後、潤滑剤を噴き可能な範囲をワイヤーブラシで磨く。腐食が酷いのでスイッチ自体の交換が必要かも?その旨を伝え組み付ける。組み上がった後、キックしてもらうと一発で始動した。これでお客さんの苦労も報われます。
それにしても電装系の不具合は見つけるのに苦労します。今回はたまたま気付いたのが幸いでした。
