
昼前、仕事を終えた戻り道。お世話になっているバイク屋さんの近くを通ったのでお邪魔した。
「こんちは」と店に入ると店主さんは難しい顔でHonda Dioのエンジンを吹かしていた。表情が微妙だったので「どうしたんですか?」と聞いていみると、調子悪そうにバラつきながら回っていたDioのエンジンが止まった。邪魔にならない程度に詳細を聞くと、①突然吹け上がりが悪くなりエンジンが止まってしまうとお客さんが持ち込んだ②トラブルシューティングを一通りやってみたが原因不明③キャブのオーバーホールを終えたばかりだが調子は変わらず④CDIかも知れないが今は異常を示さないと言う事らしい。
エンジンに必要なのは、良い空気、良い燃料、良い火花残される不調の原因としては火花だけ。だけどイマイチ特定しかねていた。
そこで店主さんプラグを引っこ抜く。そしてプラグキャップにプラグを差し込みエンジンアースでセルを回す。すると火花は飛んでいる様子。続いてプラグを戻しハイテンションコードからプラグキャップを外す。ハイテンションコードをプラグの頭に近付けてエンジン始動。回転を上げてみるがさっきとは見違える程キレイに吹け上がる。「ん?もしかして…」と在庫のプラグキャップと付け替えてエンジンをかけると、不調が感じられず全く問題無くアイドリングする。アクセルを開けても先程のハイテンションコード直付けと同じようにキレイに回る。不調の原因はプラグキャップの可能性が高い。試しに違う原付にDioのプラグキャップを付けてみると同じように調子が悪くなった。元凶はプラグキャップで間違い無さそうです。
気になったのでプラグキャップを見せて貰いましたが外見は問題無いように見える。変わったところと言えばハイテンションコードとの接合部にある金属の突起が粉を吹いていた。不具合のないプラグキャップの突起はキラキラしたキレイな金色。不具合のあるプラグキャップの突起は粉で真白。本来粉が噴くようなところでは無いので水が侵入した疑いがある。と言う事はハイテンションコードとプラグキャップの接合部を覆うゴムが、経年劣化で痩せてしまったと考えられます。その後も色々とやってみましたが不具合の原因になりそうな箇所は無かった。と言う事でDioはプラグキャップ交換で調子を取り戻したのでした。
電装系のトラブルは原因究明に膨大な時間を必要とする事が少なくありません。今回はお店に入って1時間もかからず解決を目の当たりにできたので、何もしていない(邪魔はしたかも)僕もスッキリしましたw
