
春日部市よりジャガーXJ6のトランクインロック。夕方で混み始めた高速に乗り岩槻インターを目指す。
インターを降り国道16号に入ると激しい渋滞に巻き込まれた。夕方とあって帰宅する車で混んでいるのでしょう。そう思いながら渋滞に紛れているとある地点から一切進まなくなってしまった。暫く待ったが全く進む気配がなく時間的に厳しくなりそうな予感。そうしているうちに遠くからサイレンの音が聞こえてきた。事故かもしれない。黙って待つ訳にはいかないので一旦脇道へ入る。地図を取り出し現在地を確認。なんとか繋がりの良さそげな道を見繕う。ただ道の交錯が激しく一回地図を見ただけで覚えらたのかと少し不安が残った。
再度走り出した直後、急に視野が開ける。そこから先は広大な農地、行く道の殆どは広域農道だった。ロードマップの縮尺によっては記載されていない道もある。感覚に頼ると思い込みで深みにハマる事も。もう一度止まり再度地図を確認。T字路を見つけ極力そこを右左折ポイントにした。
順調に現場へ向かう。順調に現場へ向かっている筈。順調に現場へ向かっている気がする。順調に現場へ向かっているような気がする。順調に現場へ向かっ…時間が経つにつれ不安が募る。本来ならのんびりと気持ちの良い道の筈なんですが、風景の変化が乏しく今は不安に苛まれる。なんか自分のいる地点さえ分からなくなりそう。そんなこんなで不安も絶頂になった辺りで現場近くの目印信号を発見。間違いはなかったと一安心。時間を見るとまだかなりの余裕があり更にほっとした。ですが気を抜いている場合ではないので直ぐお客さんへ連絡。車の停まっている場所の指示を頂き無事にお客さんと合流した。その後猛烈な集中力で即解し現場を後に。
農道と言えば、超格安地図しか持たず千葉の広域農道を通った若かりし日。今ほど県道標識が多くなかった時代なので見事に迷走し泣きそうになった事がある。陽も暮れ薄ら寒い初冬の畑を、ストトトトンと単気筒でひたすら走った。街灯は乏しく地図の確認はヘッドライト、吐く息は白い。穴の開くほど見つめた地図は超アバウトで詳細さを欠きぬり絵のよう。勿論、自分の居る場所はとうの昔に分からなくなっていた。未だその時の事が、農道+日没+寒い=迷走 とトラウマになっているのかも?そんな風に考えていると隊長の買ったナビが羨ましくなったきたりするのでした。
