
待ち合わせ場所でお会いしたお客さんは60代半ばのご婦人。合流後の開口一番「VFRで来たんだ」と言われた。バイクで来たんだと言われる事はあっても車種を言われたのは初めて。その上、年配で女性ともなれば更に驚いてしまうのが正直なところ。凄い、良くご存じだな~と考えながら指示された駐車場に向かった。
解錠を完了し現場を離れようとした時、「私も以前バイクに乗ってました」とお客さんが嬉しそうに教えてくれた。
10年程前の55歳で大型二輪免許を取り愛車はCB750そのCBでソロツーリングに行くのが好きだったある時、ふらっと立ち寄った館山に魅せられその地に家を建て後に移り住む今は病気を患い車輌は手放してしまったが館山へツーリングに来るオートバイ達を見るのが楽しみでもまた乗りたいと思う気持ちは薄れない
そう言うと少し寂しそうに遠い眼をされた。
つい数日前の休日、市原から房総半島の真ん中を縦に黒潮ラインまで抜け、その後フラワーラインを走ったばかりの僕はその事をお伝えした。「410号を通ったの?」いえ410号と並行している舗装林道で県道24号に抜けました「大福山近くの砂利道は舗装になってた?」いえまだ一部未舗装でした「SSで砂利道は止めときなさい」怒られてしまいました。
「こんど館山に来る時はぜひ家に寄って。眺めは最高に良い所だから」そう言い残し高速のインターへ向かうお客さんを見送った。
僕はいつまでオートバイに乗るのだろう?いや、いくつまで乗る事が出来るのだろう?数日前に見た菜の花を思い出しながら暫し見えない答えを探した。
