
深夜、アウディA4ワゴンのサンルーフが閉まらなくなったとの連絡。客さんがオーナーズマニュアルを確認すると手動で閉じる方法が載っていたとの事。ご自身でやってみようとしたけどマニュアルにある工具が見付からない。それより何より手順が良く分からないと言う事でご依頼を頂いた。
現着後、車輌を見ると10cm程サンルーフが開いていた。状況をお聞きすると、説明より見た方が早いとお客さんがサンルーフを動かしてくれた。ルーフを開閉すると車体の面位置より一旦下がり、その後10cm開いた状態になった。何度やっても同じ開いた位置で止まる。何か挟まっていないか見てみましたが見える範囲では特に何もなかった。
早速、マニュアルを熟読。理解できたところでマニュアルに沿って部品を外していく。場所はルームライトのところで殆どがプラスチックパーツのはめ込み。爪を折らないよう構造を理解しながら慎重に慎重に。一通りの部品を外し出てきた工具差し込み口は室内灯の電球の直ぐ横。ここはイグニッションOFFの状態でも通電している。ソケット部分に何かを接触させるとショートは免れない。電球&電極&ソケット部分を執拗に保護し工具を差し込んだ。ゆっくりと小さ目のラチェットを使いサンルーフを下げていく。何度も車外に出てルーフの高さを見ながら丁度ボディーと面位置になるまで下げる。最後に雨漏りの確認をし、外した部品を組み付けて終了。
その後、お客さんに車内と外した部分の確認をして頂いていると、どこからともなくウイ~ンと電動モーターの音が聞こえてきた。音のした方を見ると閉めた筈のサンルーフが開いている。そして車内から「あ、誤ってスイッチに触ってしまった…」との声。確認中、勢いでスイッチを触ってしまったらしい。「さっきサンルーフを戻して貰ったから治っているかも?」と言われるお客さんにスイッチで閉めて頂きましたが最初と同じ10cm位開いた状態になった。
「手間取らせて申し訳ないね…」と激しく恐縮されるお客さん。お気になさらずに全く問題ございません。外す部品の特徴と手順を完璧に覚えているので前回比70%の時間圧縮が可能です。と言う事で2度目の作業に取り掛かったのでした。
それにしても手動で一度閉めたサンルーフが見事同じ位置で止まるとは。センサー?か何かの不具合でしょうか??僕には原因がさっぱり分かりません。
