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ロックン・ロール・ショー

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そろそろ夜が明けようかという頃、ジャガーXJSの解錠依頼。

現着後、作業に入るとお客さんが「すぐ戻るので」と現場を離れてしまった。その後姿を見送りながら車が止まっている巨大マンションを見上げると、まだ早い時間にも関わらず次々とゴミ袋を持った住人の方が出てきている。その姿を目で追いながらアブロイ錠をハンドピック。程なく全てが揃った手応えを感じシリンダーを回す。

終わるまでにお客さんが戻らなかった場合携帯に連絡をする事になっている。数分待ってみましたが戻られないので携帯に連絡する事に。プルルルル プルルルル暫くコールするも一向に出て頂ける気配がない。一旦切って暫く待ち、再度コール。

数回目のかけ直しで電話が繋がった。ところが話そうとしたところでゴン!と言う音と共に切れてしまった。??どうされたのだろう??暫し切れてしまった携帯を見つめているとお客さんからコールバック。「スミマセン!すぐ行きますので!! ゴン!!」とまた切れてしまった。その後、待つ事数分。走ってこちらに来られたお客さんの髪の毛からは水が滴っていた。「申し訳ないです!シャワー浴びてましたw」

お客さんは今朝方まで仕事をされていて会社に泊まる予定だった。でも自宅に戻ってシャワーを浴びる位の時間はありそう。と言う事で自宅に戻ったのですがそこでインロックをしてしまったらしい。「これから会社にとんぼ返りです」とお客さんは笑った。

エンジンをかけたXJSの車内からは、RCサクセションの名曲ロックン・ロール・ショーが流れてきた。ハムバッカーをディストーションとフランジャーで歪ませうねるギター。それに絡む忌野氏の声 - ほら もういっちょう -「じゃぁ、もう一丁仕事してきます!」とお客さんは会社に向かい出発された。

さあ 僕ももう一丁。今日は忙しくなりそうだ。

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