
BMW・Z4の解錠依頼で埼玉県某所の市役所まで。
お客さんと無事合流し解錠前の車輌チェックをすると、運転席ドアに結構な長さの縦に付いたヘコミがあった。お客さんに確認をとると「ちょっと聞いて貰ってもいいですか?」と大きなため息を付かれた。
ここの市役所に来る前、お客さんはかなり大きなホームセンターに寄った。巨大な駐車場は混んでいて建物より離れた場所に停めざるを得なかった。用事を済ませ車に戻っている最中、遠くに見えるZ4の横に止まった車の助手席が物凄い勢いで開きZ4に激突、その後中から何やら叫ぶ女性が飛び出してきた。車内からは男性が叫んでいたが、女性はそれを無視して駐車場を走って行く。運転席から出てきた男性はZ4をチラ見した後助手席の扉を閉め急いで車に乗り込み急発進、そのまま女性を追いかけて行ってしまった。走ってZ4に戻ったお客さんの目に飛び込んできたのは、傷一つ無かったキレイなドアに付いた縦のヘコミ。一瞬の事で隣に停っていた車の車種やナンバーは覚えてなかったとの事。
「この怒りをどこにぶつければいいのやら…」話された事により新たな怒りが込み上げるお客さんに僕が言えたのは、ホームセンターの駐車場なら防犯カメラがあるかもしれないので、警察に届けると共にホームセンター側に問い合わせてみてはいかがでしょう?と言うことくらい。「あっ!そうですね、怒りで全く思いつかなかったけど、その手がありましたね!! ありがとう!!今からホームセンターに行ってきますよ」とお客さんはサムアップをして市役所を後にした。
少しは役に立てたのかもしれないと思い、ちょっと嬉しかった冬の昼下がりです。
