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エンジンルームにも新緑

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半年程動かしていないトヨタ・ヴィッツのジャンプ依頼で林に囲まれたかなり広い駐車場へ。

半年の間お客さんは出張に行かれていたそうで、その間奥さんに車の世話をお願いしていたらしいのですが、奥さんは結構最初の頃にすっかりその事を忘れてしまいバッテリーを上げてしまった。免許は持っているけど完全ペーパードライバーな奥さんは旦那さんが戻ってくるまでどうすることも出来ず車はそのまま。そして半年の歳月が流れてしまったらしい。「やはり運転をしない人はエンジンをかけるのも怖いらしいですね。まして車に全く興味がないから僕の定期的にエンジンかけてってお願いも忘れてしまうのでしょうねぇ」そう言ってお客さんはガハハと笑った。暫しお客さんの話しを聞いた後ボンネットを開けると、ビヨヨ~ンと蔦植物が顔を覗かせた。それを見てお客さんは「これは嫁に見せなきゃ!写真取っておこう」と言い先程より大きな声でまたガハハと笑われた。

半年充電されなかったバッテリーは完全に放電していましたが、ブースターを繋ぐとエンジンは問題なく息を吹き返した。その後経過を見ましたがやはりバッテリーは限界の様子。お客さんにその旨を伝え交換をお願いした。それ以外にも長期野外放置に伴う、結露による燃料やオイルへの水の混入、タイヤの劣化、クーラントやATF等々の話しをしていると駐車場に奥さんが来られた。するとお客さん「これを見てごらん。車の中に植物が入ってきたよ」とエンジンルームを指差す。奥さんはそれを見て「あらまぁ」と驚いていた。「君も免許を持っているんだから少しは運転をしてみたら?そうすれば僕がいない間もバッテリーが上がらないし」とお客さんが言うと「んん~…でも免許取ってから運転してないから…」と奥さん。「じゃぁこれからディーラーさんまで整備に行かなきゃならないので、そこまで君が運転してみよう」とお客さんが言うと「ええー!!ムリムリ!!」とすかさず奥さんは拒否した。でも「いやダメ!君が運転すんの!」とお客さんに強く言われ奥さんは渋々承諾した。

奥さんの運転でゆっくりと駐車場から出て行くヴィッツ。助手席でニコニコしながら僕に手を降るお客さん、そしてペコってお辞儀をした奥さんも笑顔だった。これから暫くは運転の練習が続くのでしょうが、ご夫婦の仲がいいのできっと直ぐに奥さんは感覚を取り戻す事と思います。なんかそんな気がします。

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