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微妙な雰囲気

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「状況は子供インロック。先に現場へ向かった業者さんが開けられないらしい」。本部からの連絡で一気に緊張が走った。2番手と言う事はそれだけで相当の時間が過ぎている。その上これから出動するので現着まではそれなりの時間がかかってしまう。いくら冬とはいえ現場のお客さんは気が気じゃない筈。そう思うと頭から変な汗が噴出し、緊張の為コメカミがきりきりしてくる。落ち着けと大きく深呼吸をしながら高速に乗った。

現場は大きな施設で駐車場が何か所かある為直ぐお客さんへ連絡した。ところが何度コールするも留守電に飛ばされてしまう。動かず待っていては時間の無駄なので近場の駐車場に入り車を探した。暫くしてお客さんの携帯へ繋がったので車の場所まで誘導して頂く。指示に従いバイクを止めて車まで駆け寄ると、そこにいるお客さんから切迫した雰囲気を感じられなかった。ある意味のんびりとも受け取れる感覚は過去に何度が経験したことがある。それはお客さんがとんでもなく疲れ切ってしまっているか、またはドアが開いて問題が解決しているか。もしや?!と思いながらもドアに張り付き確認してみるとロックは解除されていなかった。これは急がねば!と猛烈な勢いで内溝キーを解錠したのでした。集中ロックの解除される音が鳴りホっと一安心。するとお客さんが「ありがとうございます。でも実は予備鍵を取りに行った者がもう到着するんですよ。あ!来ました来ました」と言われた。え!そうなんですかと僕が驚いていると予備鍵を取りに行ったセダンが僕の前に到着したのでした。

現場に到着した時に感じた印象は強ち間違いではなかったようです。僕が解錠しなくても1分後には問題が解決していたのですから。んん…今回僕は役に立ったと思っても良いのだろうか?ちょっと微妙な雰囲気です。

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