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とある橋の袂でアディバ・ハイパー5のメットイン解錠依頼。ご依頼は橋の補修工事に来ている職人さんでした。ハイパー5は後輩からの借り物と言う事でしたので、お客さんと一緒に入念な車輌確認。結果、シートカウルが何カ所か割れている以外はとてもキレイでした。

イタリア車のアディバ・ハイパー5は日本車とは一味違う所、シート突端左側にメットインの鍵穴があった。面白い所に鍵穴があるなぁと思いながらも、物理的にはそれほど辛くない場所なのでサクサクと解錠しキーシリンダーを回す。ところがシリンダーは僅かに動くだけである位置から全く動く気配がありません。回転方向が逆なのか?と反対に回そうとしてみるが物理的に回転しない感じでした。お客さんから持ち主さんに解錠方向を確認して頂き今一度解錠を試みる。ところが何がイケないのか?やはりシリンダーが回り切らずシートを開ける事が出来ませんでした。どこかで何かが引っかかっているような?気がする動きのキーシリンダー。何かがおかしいのは間違いない キーか? シートか?と開かない原因を求め、ハイパー5の隅々まで観察しているとメーターに手がかりを発見。それはメーター内にある【MET-IN】のLEDランプ。それが煌々と点いていたのです。このランプはメットインの閉め忘れ防止機能として開いている場合に点灯する仕組み。って事は現時点でのハイパー5のメットインは開いている状態を示している事になる。でも実際はピクリともシートは動かないのでした。

お客さんにメットインランプの事を説明していると、微妙にシートが少し浮いている事に気付いた。そして更に良く観察してみるとシートカウルの割れはシートをこじ開けようとした際に割れたモノだと分かった。「もしかすると何者かがメットインをこじ開けようとして壊していったのかもしれません。現にメットインが開いている事を示すランプが点灯しているしシートカウルの割れも怪しいですよ」とお客さんへお伝えする。するとお客さんはニヤっと笑い「これでコジったのが良くなかったかな?」とバールのようなモノを僕に見せたのでした。お客さん曰く、オーナーの後輩がやっても良いと言ったので無理やりコジってみたらしいです。でもそれが原因でロック部分が壊れてしまいキーでの解錠が不可能となってしまいました。

最後に、現状を後輩へ伝えて欲しいとお客さんからお願いされたので電話にて細かなご説明。すると「最初からロードサービス呼べば良かった…」と激しく落胆される声が聞こえてきました。

鍵を閉じ込めてしまった場合は無理をせず、ロードサービスへご連絡を!

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