
ホンダ・ジャイロシリーズのリアトランク解錠の依頼。ジャイロ系には数種類のモデルがあるのですが細かな種類は分からないとの事でした。大きく分けて3種類あったジャイロ・シリーズ。オーナーさんでもその違いを把握されている方は殆どいらっしゃいません。仕事で使われている場合が圧倒的に多いので、そのニーズにさえ合っていればモデル違いなどは些細な事なのでしょう。
ここで簡単にジャイロ・シリーズの違いを少々ジャイロX(現行車) ジャイロシリーズのスタンダード・タイプ フロントにも大型キャリアがあるジャイロ・キャノピー(現行車) その名の通り戦闘機の様なキャノピー(風防)があり、耐風効果と圧倒的な雨天への強さがあるジャイロUP(生産中止) 大型リアキャリアが他機種より低い位置にあり、バンクする運転席とは分離して後部フレームに固定されている。それ故、常時水平を保つことが可能で自立性も高く重量物の積載に優れている。Xとキャノピーの荷台は運転者の姿勢と連動しバンクする為遠心力が働くが、アップは後輪車軸と同じフレームに荷台が固定されているので、コーナリング時に発生する横Gがネガティブな面である
以前はどこの酒屋さんの前にも置いてあったジャイロ・アップ。製造終了から随分と経った今では見かける機会も少なくなってきました。もともと限られたシチュエーションに特化した車輌だっただけに、値段的にも高価な車輌だし購買層も絞られてます。でもそれ故、どうしても必要とする方も少なくありませんでした。関東本田さんでも、近隣の商店さんへ製造終了のお知らせをすると激震が走ったとか。確かにジャイロXでビール2ケースを運ぶのは厳しいですが、ジャイロアップだと全く無問題ですから。
今出来ている事が出来なくなる時が来たら仕事の仕方を変えなくてはなりません。それ故”今”は不安が付きまといます。でも予め分かっているのなら準備と対処は可能な筈。とある酒屋さんでは当時まだ流通在庫で残っていたジャイロ・アップを2台新車で購入してました。使うのは1台の筈なので「1台は乗らずに取っておくの?」と聞いてみると酒屋さんは「しまって置いても痛むだけで勿体ない。取りあえず2台を定期的に入れ替えて使う予定」と言ってました。靴を長く履く為のコツと同じです。可能ならそういう選択もありですね、出来る人は限られますけど。
