
雨風共に強く台風並に大荒れの土曜日、東京近郊の大学校内からの解錠依頼。
激しい雨に打たれ、これまた激しい風に翻弄される木々は、その巨体を大きくしならせている。頭上でミシミシと音を立てている太い枝がボキっと折れて落ちてくるのではないかと正直恐ろしい。到着後、校内に入ったのは良いものの、車の場所がさっぱり分からずお客さんへ連絡し誘導して頂く。その後、指示に従いくつかのゲートを通ると、幾棟も規則正しく立ち並ぶ研究棟に到着し、そこに依頼車輌があった。大きな木々が覆いかぶさるようにあるのと、それに加え悪天候のせいか、まだ夕方だと言うのにその一帯は真っ暗。どこか直ぐ近くでは、鉄製の何かが強風に煽られキーコキーコと音を出していた。
ずぶ濡れでお待ちのお客さんをこれ以上お待たせしないように超速攻で解錠を終える。その後、突風で息が詰まりそうになりながらも書類にサインを頂き、お客さんが走り去るのを暫しお見送りした。ホッと一息ついたところで改めて辺りを見回すと、なんだかとってもホラーな雰囲気。なんか昔こんな感じのゲームをやったなぁ…?と記憶を辿ると思い出しました。そのゲームはカプコンさんの名作で超メジャーな「BIO HAZARD」の1作目。それの館の外に出た辺りの感じに似ているような気がしたのです。あぁ懐かしいなぁとか思いながら何気に見やった研究棟の扉には「BIO HAZARD」の文字が。この扉の向こうはバイオハザードな世界なんだな(ちょっと違う事を想像している)と腕を組んでフムフムと頷く、大荒れの土曜日でした。
