
3ヵ月乗っていないBMW・X5のトラブル。
リモコンの反応がなくドアのカギ穴をメカキーで回してもロックが解除されないらしい。考えられる原因として疑うのはリモコンの電池切れとバッテリー上がり。今回のお客さんもリモコンを疑ったらしく、これは既に交換済みで電池の問題ないようです。そうなってくるとバッテリー上がりの線が濃厚になってくるが、リモコンが壊れている可能性も無きにしも非ず。一応その件もお伺いしてみると、予備のリモコンでも一切反応が無いとの事。勿論そちらの電池も交換済みでの話しです。そうなると益々バッテリー上がりの線で間違いない感じではありますが、一つ気になるのがメカキーでドアが開かないというところ。「こんな状態なんですが、これは正しい動き方なのですか?」とお客さんが鍵穴にキーを差し込み回してみると、なななんとクルクルと360°以上回すことが出来る状態です。「これはこう言うモノなの?」ととても不安そうなお客さん。申し上げ難かったのですが「壊れていると思われます」と正直にお伝えした。すると「これって3年前に中古で買った時からこうなんだけど、その時から壊れていたって事なのか…」と肩を落し溜め息を付かれた。
機械的にキーシリンダーが壊れているので、今回はピッキングで開けられると言うモノでもありません。と言う訳で、あれやこれやの奥の手と、秘密の奥義を駆使し、なんとかかんとかバッテリーに到達。測定残電圧は0.0vでした。
ブースターを繋いで電源を回復させると、キーレスリモコンでのロック・アンロック機能は回復し、ドアロックの開け閉めは問題ない状態に。そしてエンジンは一発始動でアイドリングも超安定状態です。でも残念な事にメカキーはやはり壊れているようで、クルクル回るのも、無反応も変わらずでした。
エンジンがかかって「あ~良かった!直ったよ!!」と一瞬明るい顔になったお客さんでしたが、メカキーをドアに挿し込んでクルクル無反応を確認してしまうと、またがっくしと肩を落してしまった。「普通に考えてドア鍵の筈なんですが、それを挿して回しても機能しないもんだから、一体全体何の為にある鍵なのか?と以前から不思議だったんですよね。でも今日ハッキリと分かりました、壊れていたのですね、納得しました」とお客さんは言い残し、そのまま修理に向かわれたのでした。
バッテリー上がりで発覚するキートラブル。それがこの後連続で対応することになるとは、この時点で僕は知る術も無かったのでした。
