
都内、某複合施設の駐車場。隣接するがら空きの駐輪場に停めると、ご依頼のインロックしたキューブが5m先に見えた。お客さんに現着連絡を入れてバイクの元で到着を待つ事に。
暫くすると後ろに女性を乗せた125ccのスクーターがやってきたが何やら様子が変。どうやら喧嘩をしているらしく大きな声で言い争いをしている。そんな喧嘩状態でやってきたかと思ったら、がら空きの駐車場にも関わらず何故だかただ一台止まっている僕の右隣にスクーターをベタ付けした。それはこちらの車体を起こせないほどピッタリと。ハッキリ言って嫌がらせとしか思えません。文句を言い続けている女性を降ろしたところで流石に一言言おうかと思ったら、スクーターの男は今頃僕の存在に気付き、そして変な止め方をしているのにも気付いた模様。その場に停めるのは止めて少し離そうとスクーターをバックさせた。すると真後ろで文句を言っていた女性にスクーターがドガンと激突。ギャーと大袈裟な悲鳴を上げて女性はその場にヘタリこんだ。文句に激しさが増して罵詈雑言を浴びせかける女性、それをナンとかカンと説き伏せながらスクーターを常識的な位置に離して止める。そして「もう痛くて歩けない!帰る!!」と連呼する女性を引っ張って男は複合施設の中に消えて行った。
暫くしてお客さんのお爺ちゃんがお見えになったのでキューブを解錠。書きやすい様に僕がガッチリとクリップボードを持って書類にサインを頂いていると、喧嘩している先程のカップルが戻ってきた。相変わらず女性は文句を言い続けている。男の方はと言えば寡黙と言うか我慢している風な雰囲気。最悪の状況で二人乗りする事を考え、お気の毒だなぁと思っていると「お前本当に煩いな!痛い痛いってそもそもこの横のバイクが邪魔だからバックさせたんだよ!」とどう考えても理不尽としか思えない理由を男が叫んだ。怯む女を睨み付けて更に「ワザとブツける訳がないだろう!問題はこのバイクなんだよ!」と男は言い、ミラーにかけてあった僕のヘルメットを地面に叩き落とした。唖然とする僕に一瞥くれると大人しくなった女を乗せ、スクーターは凄い勢いで逃げて行った。
購入から4年、内装2セット×2セットをローテーションして大切に使っていたヘルメット。勿論一度も落した事がないので無傷でした。そのヘルメットに深い傷が入りディフェーザーが取れてシールドベースが破損してしまった。ミラーにかけておく方が悪いと言われると何も言えませんが、ヤツ当たりされるのは堪ったモノではありません。当たり所のないこの思い、新しいヘルメットと買い替える事で相殺する事とします。まぁ4年も使ったのでそろそろ買い替え時期ではありましたので… あーでも思い出すと腹立つわー。
