
ジャガー・S-TYPEの子供インロック。一般道で行くと微妙に時間のかかる場所だったので時間最優先で高速に。インターを降り、後数分で現場となったところで本部から「子供が中から開けたらしくキャンセルです」との連絡。張り詰めていた糸が緩むのと同時に、言い知れぬガックリ感が押し寄せてきた。
何とも言えない不完全燃焼な気分を抱きながらバイクに跨りエンジンをかけると、またもや携帯に本部から連絡が。始動したばかりのエンジンを止めて電話に出ると、今度は茨城県某所からジャガー・XK8の解錠依頼だった。無い時は半年や一年も解錠する機会がないジャガーですが、立て続けに入るとは今日はとても珍しい。さっきまでの不完全燃焼感は一気に吹き飛び、やる気満々で高速へ向かったのでした。
現場に到着すると、「バイクで来たのかね?それはご苦労でしたね。まぁまぁジャガーは後でいいからちょっとこちらへ来てください」と実年世代と思しきお客さんは車庫から自宅へ僕を誘い玄関へ招き入れた。中に入るとそこにはA0サイズのパネルにギッシリと貼り付けられた写真があり、「これがね、前乗っていたバイクで、こっちがその前に乗っていたやつ」と教えてくれる写真には、ロードグライドやエレクトラグライドに跨る、若かりし日から現在までの様々な年代お客さんが写っていた。
ジャガーを解錠した後も暫し話をさせて頂いきましたが、やはり長年バイクに乗り続けた人の話しは一味違います、とてもツボにハマる楽しい話しで時間を忘れてしまいます。でも拠点からの距離も距離なので、程よい話しの区切りでお客さんの元を後に。
帰りの高速で、「どうせ運転するならやはり楽しい乗り物じゃないとね」と言ったお客さんの言葉を思い出し、自分が好んで買ったバイクで仕事が出来る事をありがたく思ったのでした。
