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ホンダ・アフリカツインのガス欠依頼でガソリンをタンクに注いでいると、「最近、原因不明のエンストが頻発して、一度止まると暫くエンジンがかからない事が続いてるんですよ。で、今回もいつものだろうと思っていたら本当のガス欠でした。変な所で止まったりして危ないし、ほんとエンストの原因が分からず困ってます… 」と浮かない顔のお客さん。エンストってアイドリング中やアクセル戻した時に発生しますか?と聞いてみると「そうとは限らず、走っている最中にガス欠みたいな症状で止まる事もあります」との事。年式的な事も考えてキャブレターの不具合かと思ったけど、アクセルを開けている時にも止まるのなら電装系の可能性が大きくなってくる。エンスト後、再始動出来る迄どの位の時間がかかりますか?と聞いてみると「早いと5分でかかるときもありますが、ダメな時は10~20分はかかります」との事。CDIの故障かな~とも思ったが、時間はかかるが必ずエンジンがかかると言うのを聞くと何とも言い難い。エンストした時に何か気付いた事はありますか?と聞いてみると「ガス欠かと思ってタンクキャップを開けようとしたら開かなかった事が何度か。そして開いた時でもシュポンって変な音がします」との事。それを聞いてなんか思い当たる節が…

給油を済ませてからアフリカツインの車体下を覗いて見ると、本来あるはずのチューブが見当たらなかった。とここで、エンスト症状が始まったのはもしかしてタンクを外す整備をしてからではないですか?と聞いてみると「え?なんで分かるんですか?確かにプラグとエアクリーナー交換でタンクを外してから症状が出てますが…」不安そうな顔。やはりそうでしたか、恐らく原因判明です。

殆どのホンダさんのバイクは車体下にエアクリーナーのドレンチューブとガソリンタンクのドレンチューブ、それとガソリンタンクのエアベントチューブの合計3本のチューブが出ています(他にもクーラントやなにかやかで4~5本ある場合も)。ドレンチューブは少々折れ曲がっても問題ありませんが、ガソリンタンクのエアベントチューブを折り曲げて空気の流れを止めると、ガソリンタンクが空気を吸えなくなってしまい、結果ガソリンがキャブレターへ降りなくなってガス欠症状を起こしてしまいます。アフリカツインのお客さんは、先日整備の為ガソリンタンクを外した時、ベントチューブを含めた3本のチューブを正しく戻せてなかったようで、途中のどこかで折れ曲がり車体下へ出せていなかった。それが原因でガソリンが降りなくなって不明のエンストに繋がっていたと思われます。

無造作にプラ~ンと出ているように見えるチューブですが、あれはあれで意外と大事なんですよね。

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