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経年劣化→硬化→ひび割れ+パンク

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「来月廃車にする予定なんですよ」と話すのはライトエースのインロック&バッテリー上がりでご依頼頂いたお客さん。車はかなり使い込まれて年期が入った感じです。「車はもう一台あるので移動は困らないんだけど、こいつは荷物がたくさん積めるので重宝してましたよ」と車内を指差すので中を見てみると、ゴルフバッグが2セットどどーんと入っていた。「エンジンさえかかれば後は何とかしますので。最悪ゴルフ場でエンジンがかからなくなったとしても友人が何人もいるので大丈夫です」と言われるお客さん。それでもいくつかの注意事項をお伝えしなくてはならないので、なるべく興味を持って頂けるよう工夫しながらバッテリーに関しての説明をした。

一通りの説明を終えて雑談をしていた時、ふと目に入った左後輪に何か刺さっているのに気付いた。近付いてみると空気は抜けていないようだが木ネジがブスリと刺さっていた。これはパンクしている可能性大です。お客さんにネジの事を伝えて修理が必要ですよと言おうと思ったら、タイヤの劣化が激しくひび割れがヒドイ。もうパンク修理どころではない状態でした。

もしパンク修理が出来たとしても、このタイヤで高速に乗ったらバーストする可能性がかなり高い、とても危険なのでタイヤ交換をした方が…と言いかけて来月廃車すると言っていた事を思い出す。するとお客さん、僕が固まったのに気付いたのか「来月廃車にするのにタイヤ交換はちょっと現実的ではないですよね…って事はゴルフに行かない方がいいのかなぁ…?」と僕の目を覗きこんできた。一瞬言葉に詰まりながらも、ゴルフに関してはなんとも言えませんが、このタイヤで高速を走るのだけはお止め下さい、とても危険ですと力説。暫しの説明で納得して頂けたようで、ひび割れタイヤのままで高速に乗るのは中止されたようです。

「こんな事で死んでしまったり、または人を死なせたりしたら洒落にならないしバカみたいだもんね」 別れ際の最後に聞いたお客さんの言葉、なんかちょっと安心しました。

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