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父 バイク編

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只今EICMAの真っ最中で新しいバイクの情報が目白押し。まえまえから噂になっていたのが形となっていたりなってなかったり…いや~必要以上に興奮してます。バイクに乗り始めて20年以上になり、バイクで仕事をする事満20年。そんだけ乗っていると言うのに未だ飽きないのは自分でも不思議な気がします。

そんな僕の父も昔バイクに乗っていたそうです。好んで乗っていたのかと言うと必ずしもそうとは言えず、どちらかと言えば車が買えなかったから仕方なくバイクに乗っていたってのが本当の所らしいです。なんてたって北海道は雪に閉ざされる冬があります、そんな季節には車の方がいいですよね。でもバイクしか選択肢がなかったので乗るしかありません。しばれた真冬の早朝や陽の落ちた夜はさぞ片道20kmの通勤は辛かったと思います。

母からバイクにまつわる父の話しを聞いた事があります。

僕の実家付近は今でこそ人が増えてスーパーが出来たりコンビニが出来たりで便利になりましたが、昔は生鮮食料品を扱っているお店が近くにありませんでした。食品はどうしていたかと言うと、週に2回やってくるマイクロバスの移動スーパーで殆どを賄ってました。それ以外で必要なものは徒歩15分+バス50分で駅前まで行って買っていたようです。

そんな環境に嫁いで来た母も勿論同じようなサイクルで買い物をしていましたが、ある時移動スーパーのマイクロバスが壊れてしまったらしく1週間程来られないと言う連絡があったそうです。取りあえず冷蔵庫と買い置きを調べてみると、納豆がないくらいで1週間位ならなんとかなりそう。そう思った母はバス代を使ってまで買い物に行く必要がないと判断し、移動スーパーが復活するまでは冷蔵庫の中と買い置きだけで凌ぐことに。

移動スーパーが来なくなって5日目の夕方。いつもより少し早く帰ってきた父が「買い物に行くぞ」と母に言ったそうです。自分が必要なモノは自分で買ってくる人がなんでまた私を連れて買い物に行くのだろう?と不思議に思った母。でも行くと言っているので兎に角父のバイクの後ろに乗り駅前まで行ったそうです。駅前のスーパーでバイクを降り「何が必要なんですか?」と聞く母。それに対して父は一言「納豆」と言ったそうです。新婚さんだった母は祖母がやっていた食卓を踏襲し、毎朝納豆は欠かさなかったのですが、まさか父がそんなに納豆好きだったとはその時まで気付かなかったみたいです。そして帰りのバイクの後ろで、これからは納豆を切らさないようにしようと思ったという事です。

毎朝納豆がある食卓、勿論僕も納豆大好き人間に育ったのは言うまでもありません。

【父 携帯編】へ続く

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