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時を刻むもの

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数日前、PCのモニター横に置いてある腕時計が止まっていた。これは父の形見なんですが、この時計、父が亡くなって北海道から東京に持ってきた途端に故障した過去があります。持ち主が死んだからと言ってお前まで死んではいかん!と時計を握りしめ修理に持ち込んだのですが、お店では何故か何事もなかったかのように動いてるんですよ、前の日は何やっても動かなかったのに。でも止まるってのは普通じゃないので電池交換も含め確認の為裏蓋を開けて貰ったら「電池の残量はあるがムーブメントに錆がある為それが原因で止まったと思われる。そんな状態でも人肌に温めると動き出す事は良くある。この程度の錆は普通なら修理出来るがこの時計はあまりにも古すぎる。メーカーで修理を受け付けてくれるかどうか…?」と絶望的な返答。僅かでも直る可能性があるなら修理を希望しますと藁にもすがる思いでお願いしました。それから10日後、「メーカーから直って戻って来たよー良かったねー」と連絡があり感涙、それが丁度二年前になります。今月あたり電池が切れる頃合いでしたね。

父は気に入ったモノをとことん使い倒す人でした。この時計も買ってから亡くなるまで肌身離さず何十年と使ったし、古い話では僕が物心ついたとき既に乗っていたハコスカバン(スカイライン)もまぁー使い倒しました。その愛車を廃車にしなけければならなくなった時の理由も父らしくて正直笑ってしまう程です。このハコスカの事はいずれ日記に書いてみたいと思っております。

さて、この日記がアップされる10日は父の命日、休みを頂いて墓参りに行ってきます。電池交換をした時計も持って行き、実家滞在中は仏壇に置いておくつもりです。そして遺影の前で一人酒でも呑みながら、ゆっくりとした時間を過ごしたいと思います。

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