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国産高級車の解錠依頼で某施設まで。

現場到着後、解錠に関してお客さんと打ち合わせ。何の打ち合わせかと言うと、今回の車種はドアなりトランクなりを開けると間違いなくセキュリティーが発報しクラクションが連打状態になります。その音量たるや凄まじく、とにかく速やかに止めないといけません。なんせ車のある施設はその性質上、静かにしていないと非常ーにマズイ。なので発報状態が長引くのはその場にいる僕たちのメンタルもヤバくなるので直ぐに止めないといけない、否、直ぐに止めたい。という事で解錠後の一連の流れを確認し、閉じ込んでいる可能性の高いと言われるトランクに挑みます。

作業を始めて数分、思っていたより早く解錠に成功。直ぐお客さんに合図してトランク内を探す準備をして頂く。そして「では行きます!」の掛け声と共にシリンダーを回し一気にトランクを開けると案の定車は大激怒!!何度となくこの状態に立ち会ってますが全く慣れる事がありません、毎回飛び上がるくらい驚きます、とても心に良くありません。あぁ…早く鍵が、鍵が見つかって…そう願う僕とお客さんの思いとは裏腹にトランクに鍵は無かったのでした。

鳴り続けるクラクション、鍵が無い以上は一旦鳴り止むのを待つか、若しくは可能性は低いけどドアを開けて車内を探すしかありません。少しパニック状態のお客さんにドアも開けて欲しいと言われたのでドアにダッシュするも「もしかすると施設内に落としたかもしれません、ちょっと待っていて下さい聞いてきます!」と僕を一人残しお客さんは脱兎の如く行ってしまわれたのでした。

大激怒する高級車の横で一人、近隣住民と施設内の視線とざわつきがとても痛かったのは言うまでもありません。

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