
かれこれ8年近く前、川越での予約仕事のため目白通りから関越道に入った時の事。
外環からの合流も過ぎた辺りの路肩にスクーターが停まっているのが見えた。故障かな?と思っているとその人は遠目にも動揺しているのがハッキリと見て取れた。そのまま通り過ぎても良かったが余裕を持って出発していた事もあり何か手助けでも出来ないかとハザードを点けて減速した。路肩に停まっていたのは二十歳位のショートカットの女性で、僕が近付くのに気付くとこちらへ駆け寄り間髪入れず「ここって道ですか!」と聞いてきた。一体何言ってんだこの娘は?とも思ったが、今いる場所が一般道かどうかを知りたいのだろうとエスパーし「ここは高速ですよ」と伝えた。すると、色白でほっぺピンクだっためんこい顔から表情が消えて血の気も失せその場にしゃがみ込んでしまった。高速へ間違えて入ったくらいでそんなにもダメージ受けるって事は…?と先の方に停まっているスクーターを見てみると、そこに停まっていたのは高速道路通行可能の150ccではなく、50ccの原付スクーターだったのでした。
パンク位ならなんとか出来たかもしれないが高速道路への誤進入ともなれば僕に出来る事はありません。せいぜい料金所まで行き、原付が間違えて進入してしまった事を知らせる位です。取りあえず予約の仕事もあるので可哀想だけど女の子を残しその場を離れようとしたところ「え!行かないで下さい!助けて下さい!!ひーーん!」と泣かれてしまいました。
くそ~泣くのはズルいゾ!と思いながらも仕方がないのでNEXCO東日本に電話してみようかと携帯を弄っていると、遠くからやってくる黄色い四輪駆動を発見。あれはNEXCOの管理車輌に違いない。これ幸いと両手を振ってヘルプミー(多分何もしなくても停まってくれたと思われる)。で、ズルズル鼻をすすってる女の子に代わりNEXCOの方に誤進入を説明。後はお任せして僕は予約へ向かったのでした。
それにしても「ひーん」と言って泣く人が本当にいるんだなぁと思うと同時に少し萌えてしまったのを今更ここで白状しておきます。
