
1970年製の日産・グロリアの鍵のとじ込みの連絡が入りました。なぜかピッキングでの開錠が出来ない車両とのことで現場に向かいます。
今ではほとんど見ることのない、ヘッドライトが縦に並んだ縦目のグロリアです。一見して大事にしているのがよくわかる、とても50年以上前の車とは思えないほど素晴らしくきれいな車体です。
所有者様に伺うと、過去に何度かインロックしてしまい、その都度鍵屋さんに来てもらったけど、なぜかどの鍵業者さんもことごとくピッキングでの開錠が出来なかったとのこと。見ると鍵穴を上手く隠すカバーがあり、当時からすでにこのような配慮がなされていた事に驚きつつ、鍵穴を覗いてピッキング出来ない理由を探しますが、なんだかいけそうな気がしてきましたのでお客様に、ピッキングでの開錠を試みますと伝えて作業に入ります。
多少のやりづらさはありましたが、ピッキングにはさほど問題なく数分で解錠に至りました。すると半信半疑であったと思われるお客様は相当に驚かれたご様子で、興奮気味に矢継ぎ早に質問と感謝を述べられて、照れ臭くなってしまいました。
感謝しなければいけないのはこちらの方で、これほどまでに貴重なお車で経験をさせて頂き、一番興奮していたのは自分かもしれません。
