
この隊員日記の難しさは、読む人から「へーなるほどね」と思ってもらうレベルに引き上げるのが、とても大変ということ。
書き終えるまですごく苦しんだのに、完成した日記だけを読むと、簡単に書いた感じに見えてしまうのが空しいところでしょうか。
でも逆の立場で考えるとさもありなんですね。建物も車も洋服も食べ物も音楽も、みんな簡単に作ったものじゃなくて、互いに競い合ってようやく日の目を見ているはずなんですが、受け入れる側にとってはごく当たり前の感覚なんですよね。
めちゃめちゃ頑張って日の目を見たとして、人様からは思い出にも残らない「普通レベル」でしょうか。死に物狂いで頑張れたら「ちょっと良かったレベル」としたら、「いやー感動した」というのは、どれほどのエネルギーを爆発させたんでしょうか。
反対に少しでも手を抜くと見抜かれるというか、人は自分以外の仕事はものすごく厳しい目で評価していくんだろうと思います。
何でも無いような穏やかな日常の陰には、多くの人たちの死に物狂いの頑張りがあるんだろうなと思います。
