
弊拠点にはよくセミが出ます。
というのも、お隣が大きめの神社なんですよね。 イチョウやケヤキがたくさん植わってます。 こういう場所はコンクリートジャングルと言われる東京における、虫たちのオアシスのようなものなのでしょう。
個人的にはそこまで極端に苦手というわけではないですし慣れっこではあるんですが、出動や帰投の際に不意打ちのように飛んでくると驚きますし、デスクワーク中に玄関に張り付かれて突然「ビビビビビビビ!!!!」と鳴かれると気が散ってしまいます。 死んでいると思ったら実は生きていて突然暴れだす、いわゆる「セミファイナル」も静かな深夜に遭遇するとそれなりに怖いですしね。 彼らは兵士であり、銃弾であり、地雷でもあるわけです。
……という状況だったのですが、今年からは状況が少し変わりました。
お隣の神社が大規模な土地改造をして、敷地のこっち半分が駐車場になったのです。 だいぶサッパリして見晴らしがよくなり、「オアシス」は激減。 これで少しはセミも減り、拠点の出入りの際に死角を気にする必要もなくなり、集中して電話対応にも望めるでしょう。
……と思っていたのですが、なぜか今年もセミ量は変わらず。
今日も元気に壁やポストや蛍光灯に留まって鳴いています。 「キミたちはどこから来ているんだい?」と、謎は深まるばかり……、
と、ふと隣の神社を見て、「なんだ、そういうことか」と膝を打ちました。
答えは簡単。 隣の神社の駐車場が、コンクリートで締めていない砂利の駐車場なんです。
セミの幼虫って……、木それ自体ではなく、地中にいるんですよね……。
それが出てきているだけ。 つまり、来年も再来年も、今後数年分の「ストック」が地中にたくさんいるわけです。
馬鹿らしい自問自答(セミ問セミ答?)に思わず生暖かい笑みがこぼれましたが、まぁ、解けて気持ちのいい、良い問題でした。
まだまだセミとの冷戦は続きますが、とはいえコンクリートでフタされていたら彼らという一個の生命も地上に出てこれなかったわけですし……、 仕方ないですが、あと何年かは付き合ってあげましょう。
そのうち移転するつもりではあるんですが、それまでは我慢比べということで。
