東京レスキュー 助人サービスはロードサービス専門業者です。
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年中無休24時間営業 電話 03-5809-9677
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by J隊員

2009.3.31(火)曇り
桜の季節

都内の桜は三分から六分咲きくらいでしょうか?
平年よりも遅めの開花となっているようで、お花見のピークは来月となりそうですね。

大田区内のとある桜の名所近く、ホンダ S−MXの開錠要請
速攻で開錠を済ませたところ、
「相変わらず早いですね〜、 今日も馬込から来てくれたんですか?」
とお客さん、どうやら助人サービスをご存知の様、

続いてお話を伺うと、お客さんは今回三度目のインロック、
その度に助人が対応させて頂いたそうです。
「すぐに来てすぐに開けてくれるから何時もやっちゃうんだよ〜」
そう冗談交じりに笑うお客さん、
トラブルなんでそうそう無い方が良いのでしょうが
おなじみさんというのは嬉しいものです。

そういえば大田拠点の開設もこんな時期だった
あれから何度目かの桜の季節、
花曇りの空の下、着実に地域に根差して行けてるように感じた。


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by Y隊員

2009.3.30(月)晴れ
高速1000円の恩恵

土曜日、夜が明けてすぐに
北区にて大阪ナンバーのトヨタ セルシオの開錠依頼。
到着すると車のそばにいらっしゃる御依頼主。

4月から東京で暮らす息子さんの為に
届け忘れてしまった家具を大阪から運んできたそうです。
そう、この日から休日の高速代が1000円になったからです。

「初めてロードサービスを頼みますわ〜」と久々に生で聞く関西弁。
妙に新鮮な気分になりつつも即開錠。
作業完了後に車の撮影をお願いさせていただくと
「お安い御用ですわ」と大好きな関西的な返答を頂きました。

土曜、日曜と走っていて目に付いた他県ナンバー。
これから土日は色々な地方の言葉が聞けるかもしれませんね。
ちょっと楽しみです。


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by A隊員

2009.3.29(日)晴れ
高校の同窓会

昨日は特別に休日を頂いて、高校の同窓会に行ってきました。
さぞ変わっているだろうと思っていたのに・・不思議なもんです。

周りから見ればオッサン・オバサンの年齢になるけれど
同級生というのは面影も雰囲気も昔のまんまです。

中学とは一味違う高校の同級生。
みんなイイ奴ばかりだから「早く地元へ帰って来い」と言ってくれます。
きっと・・みんな色んなことを経験してきたろうに・・
そんな素振りも見せず、こぼれるような笑顔がそこにあって・・
まるでクラスの休み時間にいるような・・
そんな雰囲気で久しぶりに美味しい酒が飲めました。

たぶん人には色んな顔があって、歳を重ねていくほど大人風の顔になる。
眉間にシワを寄せて、いっちょ前な顔をしていたって元はアホ高校生です。
そんな大切なことを、今更ながらに気付かされました。

せっかく立派になったと思われるよう身構えて行ったのに・・
全く無意味というか・・そもそも必要なかった。

背伸びしていたカカトを地に着けると、気分がスーーーっとした。


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by H隊員

2009.3.28(土)晴れ
怖ろしきかな思い込み

VWパサートの鍵が抜けなくなったとの連絡。

現場に到着し車輌を見ると鍵が横を向き刺さったままになっていた。
お客さんに話をお伺いすると、
施錠したところ戻らなくなり抜けなくなってしまったとの事。
最近調子の悪い時はありませんでしたか?とお聞きすると、
普段使われている奥さん曰く、とても硬くて回り難い事が度々あったらしい。
一気に壊れず少しずつ調子が悪くなっていったのかもしれません。
と言う事はディスクの滅損かな?
そう考えながら優しくあれやこれやをやってみること数分。
無事鍵穴が縦になりスっと鍵を抜く事が出来た。
抜けた内溝キーをマジマジと見てみましたが鍵に問題はなさそう。
シリンダー以降の内部構造に何か問題が発生したかな?

なんとか抜けたのは良いもののまだドアが開いていない。
解錠する為にもう一度鍵を挿した場合また抜けなくなる可能性も少なからず。
まして開くと言う保証もなし。
どうやってドアを開けるか悩みどころです。
先ずは鍵穴を覗いてみようかと考えその旨をお伝えすると、
「助手席にも鍵穴ありますよ」とお客さん。
いそいそと左側に回ってみると、そこには凛と構える鍵穴さん。
すぐさま助手席側のシリンダーで解錠しドアを開けた。

年式によっては両ドアにカギ穴があるのを忘れていました。
片方にしかないとの思い込みが原因です。
もうお客さんに指摘された時は思わず赤面。
どうやってドアを開けようかと悩んでいただけに顔から火が出ましたw


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by J隊員

2009.3.27(金)晴れ
アメリカンなジャンピング

ホンダ スティードのバッテリー上がり救援
発売当初から若者を中心に根強い人気を持つアメリカンスタイルの一台。

水冷式エンジンを、そうとは見えない様に工夫してあり
空冷風のシリンダーフィンやラジエターを目立たなく処理するなど
デザインに妥協しなかった辺りがロングヒットの秘訣なのでしょう。

そんなスティードのジャンピング作業にはちょっとした注意が必要。
バッテリーに辿り着くためにはサイドカバーを外し
ヒューズボックスのベースプレートを外さなければならない。
そしてサイドカバーのすぐ近くには
これまたデザインされた形状のエキパイが通っている。

そうです、エンジン始動後はすばやく外したパーツを元に戻さないと
エキパイが焼けてきてとても危険な事になるんです。

そうとは分かっているものの
いつもサイドカバーを戻す頃にはエキパイは危険な状態、
始動用のチョークのせいで暖まるのが早いんですね
結局「アチ、アチッ」っと言いながら取り付ける事がほとんどです。

・・・もしかしたらそんなところもアメリカンテイストの一つなのかも?


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by Y隊員

2009.3.26(木)晴れ
裏目な開錠

陽が傾く頃、野球グラウンド近くのコインパーキングにて、
フォルクスワーゲン トワレグの開錠依頼。
野球のユニホームを着た御依頼主がお待ちになってました。

どうやら一試合を終えたご様子。
早く着替えたいのでは・・と、ご本人確認後に即開錠。
すると表情を曇らせつつびっくりされる御依頼主。

「新車のトワレグなのにすぐに開くなんて・・」と心配されているご様子。
以前に某外国車を所持されていてその時に閉じ込んだ際は相当な時間が掛かり、
今回はそれ以上の時間が掛かると思われていたとの事です。

「トワレグの方が簡単なんですか?」と御依頼主。
実は以前に乗られていた車種の方が構造は簡単。
けど状況によっては時間が掛かってしまう場合もある。
なので正直にその事をご説明させて頂いたのですが納得いかないご様子です。
不安を少しでも払拭させれたらと防犯処置等のご説明をした後にお見送り。

しかし御依頼主を喜ばそうとした会心開錠が裏目に出てしまうなんて・・
色々と難しいなと思わせる作業でした。


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by A隊員

2009.3.25(水)曇り時々雨
侍SUKETTO

夜8時にビックリ仰天の案件が入ってきた。
福島県いわき市でセルシオを開錠してほしいとの知らせ。

雨の常磐道を北上すること3時間、富神崎の港に到着。
波打ち際&ザンザン降りの中、意地と誇りのピッキングにて開錠した。

でもさすがに深夜&雨はきつかった・・
帰りに平バイパスにあるエッソ内のドトールコーヒーで身体を温めた。
カフェモカをすすりながらふと思う・・
「1人で営業していたら断っているかも・・」

ちなみに助人サービスはそれぞれの拠点に複数人います。
いわばチームで営業しているので、一人や二人いなくてもビクともしません。
こんな当たり前のことが心強く感じる今日この頃です。

チームといえば侍ジャパンですね。
延長戦の決勝タイムリーは鳥肌・・というかぶっ飛びました。
涙なしには見れない世界最高のチーム・・日本の誇りです。

ほんと勇気もらいました。
今日から「侍」目指して頑張ります。


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by H隊員

2009.3.24(火)曇り
広域農道のトラウマ

春日部市よりジャガーXJ6のトランクインロック。
夕方で混み始めた高速に乗り岩槻インターを目指す。

インターを降り国道16号に入ると激しい渋滞に巻き込まれた。
夕方とあって帰宅する車で混んでいるのでしょう。
そう思いながら渋滞に紛れているとある地点から一切進まなくなってしまった。
暫く待ったが全く進む気配がなく時間的に厳しくなりそうな予感。
そうしているうちに遠くからサイレンの音が聞こえてきた。
事故かもしれない。
黙って待つ訳にはいかないので一旦脇道へ入る。
地図を取り出し現在地を確認。
なんとか繋がりの良さそげな道を見繕う。
ただ道の交錯が激しく一回地図を見ただけで覚えらたのかと少し不安が残った。

再度走り出した直後、急に視野が開ける。
そこから先は広大な農地、行く道の殆どは広域農道だった。
ロードマップの縮尺によっては記載されていない道もある。
感覚に頼ると思い込みで深みにハマる事も。
もう一度止まり再度地図を確認。
T字路を見つけ極力そこを右左折ポイントにした。

順調に現場へ向かう。
順調に現場へ向かっている筈。
順調に現場へ向かっている気がする。
順調に現場へ向かっているような気がする。
順調に現場へ向かっ…
時間が経つにつれ不安が募る。
本来ならのんびりと気持ちの良い道の筈なんですが、
風景の変化が乏しく今は不安に苛まれる。
なんか自分のいる地点さえ分からなくなりそう。
そんなこんなで不安も絶頂になった辺りで現場近くの目印信号を発見。
間違いはなかったと一安心。
時間を見るとまだかなりの余裕があり更にほっとした。
ですが気を抜いている場合ではないので直ぐお客さんへ連絡。
車の停まっている場所の指示を頂き無事にお客さんと合流した。
その後猛烈な集中力で即解し現場を後に。

農道と言えば、超格安地図しか持たず千葉の広域農道を通った若かりし日。
今ほど県道標識が多くなかった時代なので見事に迷走し泣きそうになった事がある。
陽も暮れ薄ら寒い初冬の畑を、ストトトトンと単気筒でひたすら走った。
街灯は乏しく地図の確認はヘッドライト、吐く息は白い。
穴の開くほど見つめた地図は超アバウトで詳細さを欠きぬり絵のよう。
勿論、自分の居る場所はとうの昔に分からなくなっていた。
未だその時の事が、農道+日没+寒い=迷走 とトラウマになっているのかも?
そんな風に考えていると隊長の買ったナビが羨ましくなったきたりするのでした。


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by J隊員

2009.3.23(月)晴れ
家に入るために

自宅に入るためにクルマの開錠をして欲しいというご依頼、
自宅の鍵を車内に閉じ込んでしまったのだろうか?
あれ?・・・だったらこんな依頼内容では無いような・・・

現場に着いてお客さんに状況を伺い納得、
玄関扉のドアガードが何かの拍子で掛かってしまったらしく
外出から戻ると玄関扉が引っ掛かって少ししか開かない、
それなら勝手口の方は・・・と見てみると
勝手口扉の前には駐車スペース、クルマがギリギリで停めてあり
こちらも少しの隙間しか開かなかったそうな。

早速クルマのドアを開錠、ギアを抜いて前に押し出す
勝手口の扉が開くと同時にお客さんに安堵の色が浮かんだ。

「すぐに思いつけば良かったんですが・・・」
そう話すお客さんは当初、色々と試して苦労したようです。
そう言われると確かに、ちょっとだけ開く玄関扉や勝手口の隙間など
何とか出来そうな気がする開き具合ですもんね。

最終的にお客さんが行き着いた答えがクルマのドアを開錠して動かすという事、
まるでの難解なアドベンチャーゲームの手順のようです。
なんにせよスマートに解決できたのは何よりでした。


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by Y隊員

2009.3.22(日)曇りのち雨
直立ピッキング

ディラーさんよりアウディA4の開錠のご依頼。
到着すると裏手の整備スペースまで案内される。

待っていたA4はボンネットが開き、4輪すべて外されリフトに乗っている。
リフトの高さは、ちょうど鍵穴が目の位置に来るくらい。

今まで経験した中でも一番高い位置の鍵穴。
直立した姿勢でピッキングが出来てかなり楽かも・・

などと一人勝手にウキウキしつつご本人確認をさせていただき、
さていざ直立ピッキングを、とA4を見ると普通の高さになっていました。

そりゃそうですよね。普通はこうなりますよね。
一人で勝手に想像してすみません。

でも直立ピッキングが気になるので練習でやってみようかな?
でもあんまりないケースなので練習とは言わず遊びになるのかもしれませんね。
あんまり為にもならなそうですし・・


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by A隊員

2009.3.21(土)晴れ
ヘルプする側される側

青海で’98年式BMW525iがインロックしたとの知らせ。
助人サービスが2番手の出撃要請となった。

すでに前の業者さんが1時間以上作業しているとの事で
バイクにムチを打ちながら現場へ向かう。

ヘルプに行くたびに思うことだけど・・
ギブする業者さんの気持ちはハンパないと思う。
悔しいだろうし・・情けなくなるだろうし・・

過去には助人も助けられたことがあるので、痛いほど分かります。
そのときの気持ちといったら、もう・・・一言では表せないですね。
でも、その気持ちがないと上達しなかったのも事実だったりします。

A隊員の開錠後、無言のうちに帰られる1番手の業者さん。
今夜は、きっと眠れない夜を過ごすことと思います。
大切なのは、その気持ちをどこまで維持できるか・・

偉いこと言いながらも紙一重というか・・
助人隊員もあんまり変わらなかったりします。


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by H隊員

2009.3.20(金)雨のち晴れ
車内生活

お世話になっている駐車場管理会社さんから放置車輌の解錠依頼。

いつものご担当者さんと合流すると開口一番、
「H隊員、またですよ、ナンバー見て下さい」と言われた。
ナンバーと言えば1月にご依頼頂いた時には紙で作ったってのがあった。
最近多いなぁと思いながらも車輌後ろに回る。
そこには封印を解かれ一部文字が削られたナンバーがあった。

車内を覗きこむと助手席に皮靴とYシャツがある。
後部座席にも衣類やら何やらが散乱。
もしかしてここに住んでいる人がいるのか?と思ってしまう状態。
なんか生活感を見てとれるんですよ。

以前、北海道をツーリングしている時に声をかけられた、
京都ナンバーの軽自動車に乗ったお爺ちゃん。
車の中で寝泊まりしながら各地の温泉を巡ってるとの事。
「ばあさんも連れてこようと思ったんだけど断られたよw」
と笑っていたけど当時既に半年旅をしていると聞いて驚いた。
「ばあさん泊まるのは旅館じゃなきゃヤダとぬかしおってのぅ」
「でもそのおかげで長旅が出来てるんだけどなw」
「あと半年は帰られそうにない。まだ行くとこがあるから」
何とも豪快だなぁと思った。
そのお爺ちゃんの車の中と今回の放置車輌内の雰囲気が似てるのです。
暮らしの痕跡とでも言うのでしょうか?

解錠後ドアを開けると生きとし生ける者の匂いが立ち込めていた。
それはついさっきまで人が寝ていたような印象を受ける濃さ。
正直あまり気分のいいものではない。
まして偽造ナンバーを付けたまともじゃない車輌。
色々と妄想してみましたが僕の仕事は解錠のみ。
これ以上深く考えるのは止めときます。


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by J隊員

2009.3.19(木)晴れ
仮眠の技術?

青山墓地にてバッテリー上がりの救援要請
連なって休憩中のタクシーの中に該当の車両を発見する。

お客さんは免許を取りたての若い方、
ドライブ中に休憩していたら再始動出来なくなったそうな。
原因を探ってみるとどうやらエンジンを切って駐車中、
ブレーキを踏みっぱなしでランプが点灯していたのが原因のよう。

運転席をリクライニングさせ、仮眠をとるような体勢で休んでいたお客さん、
足が収まりが良かったのかついついペダルの上に行ってしまったそうな。

「クルマで寝てる人たちも何気に気をつけてるんですね」
原因を説明するとそう話すお客さん
・・・そう言われると確かにその通りかもしれない。
周りはタクシー休憩の人気スポット、仮眠をとっているドライバーも多数居るけど
ブレーキランプが点いている車両は一台も無い。

お客さんを見送った後、妙に新鮮な気持ちでタクシーの列を眺めた。


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by Y隊員

2009.3.18(水)晴れ
花やしきの裏で

浅草にてスカイラインの開錠依頼。
花やしきの裏手となる現場に到着すると待っていたのはRSターボ。
俗称「鉄仮面」と呼ばれていたスカイライン。

高校生だった頃、先輩が乗っていた鉄仮面。
この車で峠道に連れて行かれ恐怖を味あわせて頂いたのが懐かしいです。

久々にまじまじと眺め、郷愁に駆られつつも無事に開錠。
そして御依頼主をお見送り・・・ん?
向こうに見えるバイクは・・初代のTZRではないですか!

発売された当時、一世を風靡したこのTZR。
当時は沢山見かけたものですが最近は全くお目にかかれなくなりました。
Y隊員も乗っていた事がありちょっと苦い思い出があります・・
色々な意味で成長させてもらったバイクです。

しかしこの懐かしさの連続は、
懐かしさを売りにしている花やしきの裏だから起こったのでしょうか?


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by A隊員

2009.3.17(火)晴れ
アウディS8トランクロック

小田原市にてアウディS8のトランクインロック。
S8のトランクはダブルロック機構になっているのでセキュリティ万全です。

シングルロックなら閉じ込む事はないんですが、ダブルロック状態となると、
オーナーですら開けることは出来ません。

S8は1500万円もする「超」が付く高級車。
庶民には遠すぎる存在なので、こういう時にしかマジマジと観察できません。
ましてやトランクシリンダーがベンツと一緒で下向きだったりします。
超高級&ハイセキュリティという業者泣かせなパターンですね。

でも助人サービスにとって全く問題にはならない。
念入りにボディチェックした後に、神経を統一させる。
ほんの数分間・・心を超高級風にすることで、難なく開錠へと導いた。

急ぎ帰られるお客さんを見送ると、目の前の通りはすでに渋滞している。
そういえば、いよいよ「高速1000円乗り放題」も28日から始まるそうな。
最近明るい話題が少なかっただけに、とても嬉しい法案です。

ドライブするキッカケになって、少しでも車社会の活性化につながってほしい。
海沿いに広がるテールランプを見ながら、切に願う今日この頃です。


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by H隊員

2009.3.16(月)晴れ
芳しき香り

深夜、神奈川県北部より解錠依頼。

日中だと2時間弱かかる距離も、
深夜ともなれば到着まではイメージしていたのより遥かに早い。
後ろに付くと温かなトレーラーに続き郊外の国道を走った。

今回依頼を受けた車輌の鍵穴はかなり下の方に付いているので、
地面に座り込まないと作業が出来ない。
躊躇なく座り込むとお客さんが銀色のアルミシートを貸してくれた。
キャンプで使っているので土足は気にせず使ってくださいとの事。
気温が下がりきっていたのでありがたく使わせて頂いた。

作業を始めて数分。
何処からともなく美味しそうな匂いがしてきた。
それは嗅いだ事がある結構好きな匂い。
はて?なんの匂いかな?
作業に集中していたので直ぐに思いつきませんでしたが、
暫くして焼き肉の匂いだと気付いた。

定期的に鼻腔に感じる芳しき香り。
でもこの深夜に焼肉をやっていると言うのも不自然だ。
近くに焼肉屋さんはもとより食べ物屋さんがない住宅街。
一向に出所のイメージが湧かない。
そうこうしているうちに作業で身体が温まったのか、
首周りが熱く感じたのでネックウォーマーを外してアルミシートの上に置いた。

暫くし作業も終わったので手近にあったネックウォーマーでアルミシートを軽く拭き、
お客さんに感謝してお返しする。
そしてネックウォーマーはそのまま荷箱に入れて現場を後に。

帰りのガソリンが無かったのでスタンドに寄り
高速に乗る前の防寒としネックウォーマーを付けた。
すると先程の焼き肉というかバーベキューと言うか、
兎に角腹の空く匂いがヘルメット内に充満してきた。
「一体これはどういう事だろう?さっきの匂いがシミついた?」
身体にシミつくほど強烈に匂いが漂ってはいなかった。
それにしては焼き肉を食べた後のような勢い。
はて?これはいったい??
大量の疑問符を残しながらも高速のゲートを潜った。

流石に高速走行をすれば匂いはしないだろうと思っていたが、
意に反し減るどころか更に強烈になったような気さえしてくる。
ますます疑問符が浮かぶ。
そこで現場にて匂いがしてきた状況を思い返すと、
作業中に下を向いた時に匂いが強くなった事を思い出す。
では匂いの大本はそこにあったのか?
あ!分かった!!
お客さんはアルミシートをキャンプに使っていると言われていた。
匂いの元エキスはそこに付いていたのでしょう。
そう言えば返却する際、ネックウォーマーで拭いた。
だから高速走行中の今も激しく匂うのだ。

原因が分かってスッキリしましたが空腹中枢への刺激は止む事を知らず、
拠点へ戻るまでは腹の虫との戦いにもスタミナを費やしたのでした。


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by J隊員

2009.3.15(日)晴れ
LEXAS LS

レクサス LSの開錠要請

グレードは600hL、これはLSの中でも最上級のグレード。
5Lの排気量にハイブリットモーターの組み合わせで
そのロングボディを強烈な加速で押し出すそうな、
メルセデス ベンツのS600Lをライバルに見据えたレクサスの世界戦略車だ。
(K隊員のクルマ本より)

鍵の方もさすが世界戦略車、LS専用の特殊な仕様
その独特の手応えにトヨタの意気込みを感じていると
数分の後にシリンダーが回りはじめた。

「ありがとね〜」と走り去ってゆくお客さん
その姿を見送りながらハタと気がついた
もう一つチェックしたい場所があったんだっけ・・

それはレクサスのエンブレム、
なんでもハイブリッド仕様車は微妙に違うらしいのですが・・・
その検証は次の機会になってしまいました。


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by Y隊員

2009.3.14(土)雨のち晴れ
充実感のダッジ

もうすぐ始発が走り出す頃、ダッジ キャリバーの開錠依頼。
場所はタクシー会社の駐車場。

平地駐車場のタクシー会社を想像していたのだが、待っていたのは大きな建物。
連絡するとそのままバイクで上の階まで上がってくれとの事。

運転手さん達の事務所や整備スペースや洗車場を見ながら目的フロアーへ。
少し天井が低くなんだか秘密基地みたい。妙にワクワクしてしまいます。

「開けられる〜?」と到着するなり御依頼主。
急がれているご様子だったので即作業開始し無事開錠。
ものすごく喜ばれる御依頼主。その理由を少しお伺いさせて頂きました。

インロックされたのは実は3時間以上前の事。
始発の飛行機で大阪に行く用事があり急いでロードサービスを頼む。
しかし来た業者さんが大型車両でフロアーに上がれなかったりで解決せず、
本当に時間がヤバイ、という時にY隊員が登場したとの事です。

「これなら充分間に合うよ」と出発される御依頼主をお見送り。
普通の作業しただけなのですが、やけに充実感を得れる作業になりました。


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by A隊員

2009.3.13(金)晴れのち曇り
アウディTT3.2クワトロ

アウディTTの完全放電です。
TTのラインナップには2リッターと3.2リッターエンジンがある。

街中で見かけるのは、ほとんど2リッターだったりするんですが
今回のようにたまに3.2リッターと遭遇する。

まずボンネットを開けるとバッテリーケースがあります。
2リッターならあるはずのバッテリーが、3.2となると状況が変わります。
ケース自体がスカスカで中身が入ってない事が一目瞭然です。
実はバッテリーはトランクの中に入っているんです。

でもバッテリーの電圧が0Vでは、トランクオープナーは作動しません。
・・トランクは開かないし・・プラス端子もない・・
初めての場合ここで軽く慌てることになります。

実はボンネットのバッテリーケース内にプラス端子が隠されています。
スカスカだからという思い込みが、フタを外す作業を止めてしまうんですよね。

ベンツやBMWのように、プラス端子が分かりやすかったら・・
いやいや思い込みがよくないとう話しです。はい。


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by H隊員

2009.3.12(木)晴れ
ツボにハマる言葉

バッテリー上がりの為に開けられないドアの解錠依頼。
右ドアは壁にピッタリの為、そこから車内への侵入は不可能。
そしてそこの他に鍵穴は無いと言う状況。
写真では相当ギリギリに見えますが
辛うじてカギでドアが解錠でき3〜4cm程開ける事が出来る。
これ状況でしたら奥の手を用いれば解決は遠くない。

と思ったのですが、
あまりにも壁にピッタリの為後ろから回り込んでもドアまでは意外と遠い。
手を伸ばしきってカギが開けられるくらい。
ですが壁を見て妙案を思い付く。
右側の壁にはデザインとしていくつか穴が開いている。
この穴を使わせて頂くと行けそうな予感。
早速準備にかかる。

ドアを壁で傷をつけないようにクッションで保護し開けたまま固定。
その他にも注意すべき所を全て保護した。
そして身につけている物を極力脱ぎ身軽になる。
準備が整ったところで、おばあちゃんが自宅から出てこられた。
そして作業が一番良く見える位置に座り一言。
「申し訳ないねぇ、おにいさん」
いえいえ全く問題ございませんのでお気になさらずにとお伝えし作業を始めた。

これからどのような状況で作業をしたのかと言いますと、
まず車体右側に車に背を向け隙間に入る。
壁の上にある穴に右手をかける。
靴を脱ぎ裸足で下の方にある穴に右足をかける(お客さん承諾済み)
そのまま右手と右足で踏ん張って身体を斜めに持ち上げながら前へ移動。
壁に張り付いた状態を維持したまま奥の手を使用する。
プルプルしながら頑張っているとおばあちゃんが、
「おにいさん、大丈夫かい?」と声をかけてくれた。
息を止め踏ん張っていたので返答するのが正直苦しい。
ですが、おばあちゃんが気を使って下さったのだから返答しなくてはと、
一旦呼吸を整え「大丈夫ですよ〜」とお伝えする。
再度踏ん張って体勢を作り直すとまたおばあちゃんが一言
「おにいさん、鯉のぼりみたいじゃよ」

;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )

一瞬力が抜けて落ちそうになりました。
もぅおばあちゃん笑わせないで下さいよ。
その後、作業は順調に進み無事にエンジンスタート。
お客さんはおばあちゃんと一緒にバッテリー交換へ向かわれたのでした。

それにしてもおばあちゃんの一言は、
あの状態の僕にとって凄まじい勢いでツボにハマりました。


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by J隊員

2009.3.11(水)曇り
予期せぬ襲撃

‘74年式ビートルの開錠へ
レストア中との事でシートが被せられているビートル
しばらく走っていないのかタイヤの表面には砂が浮いている。

早速工具をセットして作業開始
作業を進めながら工具を持ち替えようと地面に置く、
その瞬間、黒っぽい毛むくじゃらの物が車体下からJ隊員の手を襲った!
そして思わず鍵穴もリセット・・・

びっくりして下を覗き込むと
サビ色と三毛の二匹の猫が丸まってジッとこちらを見ていた。
体型や毛色からおそらく親子のよう
三毛の方なんか口から涎が糸を引いている。
レストア途中のビートルの下は
彼らの昼寝にはうってつけの場所だったんでしょう。

開錠作業が終わるとシートが戻されるビートル、
再びノラの親子にも平穏が戻ったようです。


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by Y隊員

2009.3.10(火)雨のち晴れ
惑わす香り

お昼に焼肉屋さんの駐車場での作業。
ごはんを済ませる前だったので魅惑的な香りに胃袋が刺激される。

作業を完了させ江東拠点に戻る途中にお昼に焼肉弁当を買ってから・・
と思いつつバイクを走らせていると浅草より開錠の依頼。

焼肉弁当をすぐ食べたいという訳ではないのですが、
予定より20分早く到着。今度はステーキ屋さんの前の路上。
連絡すると早い到着を驚かれ10〜15分ほど待って下さいとのお願い。

しかしまたまたいい香りがします。今度はステーキ。
唾液が溢れ、胃袋がグーグー鳴るとまではいかないのですが
すごくそそられるいい匂いがしてきます。
15分がものすごく程遠く感じてしまうほどに。

しかし10分かからずに駆け足で現れる御依頼主。
あぁ・・なんだかそんな御依頼主が女神のように感じてしまいました。


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by A隊員

2009.3.9(月)曇り
男らしいお客さん

マッチョなスタイルのコルベットC3の開錠作業。
トライアウトキーでドアシリンダーは回るんですが、なぜかロック解除できません。

鍵穴をあきらめて次なる形態へとなるけど、C3は結構大変です。
裏技の裏・・秘中の秘によって開錠へと導いた。

開錠後はC3とお客さんに驚きの連続であった。
「周りから車に乗るために働く男と言われています」とお客さん。
燃費はリッター2kmで、片道30kmを通勤で使われているとのこと。
たぶん70リットルぐらい入るので、2日で8000円ぐらい・・
すごい事ですお客さん・・男らしすぎます。

早速始動すると「グワオォォーーーーン!!」
V8直管はすごい爆音です。
あまりにインパクトがあるので写真を1枚頂こうとすると・・
「僕も写っていいですか?」とお客さん。

丁寧にお断りしようとすると「記念に写りたいんです」とのことでパシャリ。
堂々としたC3に相応しいお客さんなのでした。


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by H隊員

2009.3.8(日)曇り
夢と現実の狭間

シェビーバンの現場から拠点へ戻る最中、三郷市から国産高級車の解錠依頼。
高速を降り数キロ、目印の神社に到着。
現場は一区画が広大な4桁番地、躊躇無くお客さんに連絡をする。
程なく合流し解錠を速やかに完了した。

お客さんを見送った数分後。
神社の木々が風と共にたてる葉擦れの音に混じり、
何処からともなく声が聞こえるような気がした。
辺りは街灯もなく、深く重い闇に閉ざされた中に一人ぼっち。
「ちょぉぉっと怖いかもしれないw マジで」と独り語ちた矢先に、
「   つ  ぅ  くぉ   」 と聞こえてきた。
ここに来てハッキリ人間の声だと分かったので心霊モードは終わり。
音の元を探すべく耳を澄ますと 「  ひ  ぁ   めい  ぁぁあ」
自分の足音で声がかき消されないよう忍び足で音の方に向かうと、
木の陰に酔っ払った背広のおぢちゃんが倒れていた。

この寒いのにこんな所で眠り込んでは風邪を引いてしまう。
「大丈夫ですかー」と声をかけ肩をゆするとむっくりと起き上がり胡坐をかく。
焦点の定まらない眼で僕の方を見「 か ぁ ぇ  お ぇ n」と意味不明な言葉を発する。
聴き取れないし意味も分からないので「なんですか?」と聞き返すと、
ちょっと怒り気味で 「 ちゅくにぇ! 」
更に意味が分からない。
「え!?なんですか?」と再度聞き返すと、
「ちゅくにぇはまだですか?」とおぢちゃんが言った。
ちゅくにぇってなに???? もしかして串焼きのツクネ?
と言う事で「タレですか?塩ですか?」と振ってみると元気よく「塩!」との返答。
間違いない、このおぢちゃんまだ居酒屋にいると思っている。
取りあえずしっかり起きて帰った方が良いですよと言うが、
「ちゅくにぇまだだし にぇギマも頼んだ 寒いのでおでんも欲しい」埒が開かない。
正直面倒臭なったので「ちゃんと帰って下さいね」と言い立ち去ろうとすると、
「にぇギマー!」と言って僕の足を掴んだ。
それを反射的に振り払おうとするとガッシリと足に抱きつかれてしまった。
激しく面倒な事になりそうな予感。
どうしようかと思案中、ナイスタイミングで自転車のお巡りさんを発見 Help Me,
お巡りさんが近付くと何故か僕の足を離すおぢちゃん。
後の事はお任せして現場を後に。

拠点に戻りオーバーパンツを脱ぐと、
太ももにおぢちゃんの鼻水と涎が付いてた。
それを雑巾で拭き取っているとどっと疲れが込み上げてくる。
「はぁ〜」とため息をついて夜勤の夜は更けて行ったのでした。


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by J隊員

2009.3.7(土)晴れ
職業ランナーを想う

救援作業を終えてちょっと一息
ここは川沿いのジョギングコース、晴天を待ちかねたランナー達で賑わっている。

その中にはとても本格的な格好の人たちもチラホラ、
もしかしたら開催間近の東京マラソンの調整なのかも?

・・・そうそう、そういえばもうすぐ東京マラソンだ、
交通規制が仕事に影響するのでちょっと調べてみる事に。

規制情報を一通り把握した後、とある情報に釘付けとなる、
それは順位に応じての賞金の額、
今までは漠然といくらかは出るんだろうなぁ位に思っていたのだが
なんと男女共に1位のランナーには「¥8,000,000」とあるでは!
さらにワールドレコードを叩き出せれば
ボーナスとして「¥30,000,000」だそうな・・・

メダリストクラスのランナーが世界中から集まって
さらに全力で走る訳も納得出来るというものです。

個人事業主として見ると、なんともロマン溢れる職業ですよね。
・・・そのうち一体どの位が税金になるんだろうか?
ついついそんな風に考えてしまう3月の晴れた日でした。


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by Y隊員

2009.3.6(金)雨
コインパーキング銀座

夕方、西新宿某所のコインパーキングにてワンボックス車の開錠依頼。
車のナンバーは不明で、お客様は携帯も閉じ込められているとの事。

現場住所に到着してびっくり。
同区画に色々な会社のコインパーキングが乱立しているではないか。
変な感心をしつつ該当車を探す為に区画を一周。何台か該当車種を発見。
しかし車のそばに居るという御依頼主が見当たらない。

なのでバイクを停め一台一台歩いて近づいてみる。1台、2台と巡りこれが最後・・
と向かう先の車の傍らでお弁当を食べている方を発見。
恐る恐るお伺いすると御依頼主でした。

次の現場に行く間に途中で食事をするはずだったのですが
インロックの為にそんな訳にもいかずここで食事を取られたとの事です。
そんな御依頼主の為にも作業は即完了。
そして次の現場に向かう御依頼主をお見送り。

しかしこのコインパーキング銀座、
再開発のせいで出来たようなのでいつかは無くなっていまうのでしょうが
面白いのでこのまま残して欲しいような気もします。


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by A隊員

2009.3.5(木)晴れ
生き残りをかけて

「イモビライザー付きでも開錠出来ますか?」という問い合わせをよく受ける。
その都度「大丈夫です」と返答すると「いくら割増になりますか?」と聞かれる。

ちなみに助人ではイモビが付いていても一切の割増はない。
破格の明朗会計でやってるのでご安心下さい。

という流れで千葉市までオデッセイの開錠へ向かう。
現場では作業前にどのような開錠方法か質問された。
以前お客さんの同僚の方が、開錠作業中に傷を付けられたとの事で
気にされているように感じた。

以前インロックされた方は、どうしたって前の業者さんと比べられます。
そんな状況になってくると燃えたりするんですが、評価するのはお客さんです。
今回たまたま束の間の充足感を味わうことが出来たけれど・・

これからも休む事なく、ずっと続く生存競争。
一歩でも先へ進むカギを、技術とスピードに求めて走り続ける助人サービス。
もっと頑張らねば・・もっともっと・・

ぼんやり考えながらバイクにまたがると自宅の方向へ走り出す。
おっとっと・・・東京へ戻らねば。


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by H隊員

2009.3.4(水)曇りのち雨
見えない敵

宵の口、川口市よりシェビーバンの解錠依頼。

現場は修理工場でお客さんが整備を始めようとしたところでインロック。
後付けセキュリティーの調子が悪くその修理で入庫したのですが、
ボンネットを開けドアを閉めたら何故かロックされてしまった。
壊れかけのイモビアラームがインロックの原因かも?との事。

「トライアウトで開けますよね?」とお客さん。
「GM専門じゃないんですが良く修理が入るのでカギの事は理解しています」
「ケースバイケースで時間がかかる事も承知済みなのでのんびりやってください」
と言われ違う車輌の整備を始められた。
折角のんびりと言って頂いたのですが本当にのんびり出来る筈も無く、
そそくさとバイクへ工具を取りに戻った。

お客さんはこちらに背を向け70年台位のジャガーを整備している。
その隣にはこれまた古いシボレーがボンネットを全開。
見上げる頭上にはベンツのお腹が。
そしてシェビーバンの後ろにはGMの巨大なエンジンがむき出しで。
何だか猛烈にワクワクしてくる。
そして余計な事がふつふつと脳裏に浮かぶ。
いくらのんびりと言って頂いたにしても散漫で仕事をして良い訳がない。
「これではいけない…」と呟き脳裏に浮かんだモノを奥にしまい込む。
そして最初の1本目のトライアウトキーを挿した。

強制的にふつふつを押し込めたのは良いものの、
暫くするとにょっこりと鎌首を擡げ始める。
その都度、目を見開き「集中」と唱え気持ちを整える。
そんな葛藤と一人で戦う事22本目のトライアウトキー。
クルリとシリンダーが回った。

で、一体どんな見えない敵と戦ってたかと言うとですね、
ジャガーの曲線がぁとか
シボレーのボンネットの中を覗きたいとか
ベンツの腹下を良く見たいとか
GMエンジンのシリンダー部の梨地に触りたいとか
そうです、そうなんです、いつものアレです。
もういい加減自分でもヘンタイかと思っちゃいますw


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by J隊員

2009.3.3(火)曇りのち雪
ビィーとディー

新宿の巨大地下駐車場での救援依頼

迷路のような駐車場の通路を
入場前にお客さんに確認した場所を目指して右へ左へ、
ほどなく目的の駐車エリアまで到着する。

しかし何故かその場所には見当たらないお客さんのクルマ
再びお客さんに連絡をとるとこの駐車エリアに間違いないとの事。

(変だな・・・もしかして駐車場違い?)通話しながら不安がよぎる。
その時気がついたのが電話の向こうから聞こえる音、
・・な〜んか聞き覚えがあるような?
      「!!」
そう、この音はバイクのエンジン音、それもJ隊員のバイクのだ!
お客さんにその旨を伝えるとすぐに合流出来ました。

でもなぜ辿り着けなかったんだろうか?その答えは到着して判明する。
お客さんの話していたのはDエリア、
そしてJ隊員が探していたのはBエリア・・・

これって意外と間違えたりしません?・・・よね。


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by Y隊員

2009.3.2(月)晴れ
ヒヤッと開錠

立体駐車場にてトヨタ マークUの開錠依頼。
ちょっとした恐怖を味わえる作業となりました。

到着すると立体駐車場の二階部分に停まっているマークU。
しかし立体駐車場を動作させる鍵も一緒に閉じこんでいる。
なので二階によじ登って開錠作業をする運びになりました。

幸い隣の機械の二階部分の車がなかったのでまずそこによじ登る。
よじ登った所からマークUのあるラックまでは1メートルないぐらい。
更に幸いな事にラック間に足場になりそうな金網の塀がある。

深呼吸をしてから金網の塀を足場にして作業開始。
脚がプルプル言う前に何とか無事にシリンダーが回る。

開きました・・と言おうと体を起こすと金網の塀が揺れる。
落ちはしなかったのですが股間がスゥッとする恐怖が・・
この金網、意外と不安定だったのですね・・

サインを頂くまでしばらくドキドキがおさまりませんでした。


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by A隊員

2009.3.1(日)曇り時々雨
F430のバッテリー上がり

フェラーリF430のバッテリー上がり。
実は前回の業者さんがブースターの容量不足で、再手配された経緯がある。

そうF430は普通のブースターではジャンピングできない。
とっておきの助人スペシャルブースター?を搭載して現場へ向かった。

F430のバッテリー位置は助手席の足元にある。
まず奥のプレートを外し、さらにビス2本で止めてある内張りを外すとご対面。
F360とほぼ同じ位置で、かなり狭い空間での作業となる。

初期電圧は6V。
ここまで減っていると一般的なブースターでは難しいかも。
ハイパワーブースターでジャンピングし無事解決した。

いつも思うことだけど・・・
フェラーリのバッテリー上がりは、ハーレーとほぼ一緒の理由なんだと思う。
普段から気軽に乗れないというか、特別な日に乗る車というか・・
やはり乗る回数が圧倒的に少ないように思う。

それは機械的な話しではなく、機会的な話しだったりするんですが・・
おっと・・お後がよろしいようで。


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