休日の表参道ヒルズ前の路上よりベンツＣＬＳ３５０のトランク開錠依頼です。

久々の下向きシリンダーの開錠、腕が鳴るな～と勇んで出動したのですが・・
原宿駅周辺から大渋滞。その後なんとか渋滞の中にＣＬＳを発見したのですがオートバイですら止めらる隙間がありません。歩道の上に乗り上げて駐輪・・と思うも歩行者もかなり多いのでヒンシュクを買いそう・・二重駐車するわけにもいかないし・・

お客様に説明し、駐輪できるところを探す為に大渋滞の表参道を往復します。結局、お客様と合流してから２０分近く経過してからやっと作業に着手です。そして５分程で開錠、バイクを停められる場所を探す方が時間がかかりましたね・・

しかし表参道は凄い人出です。昼間だけだとコロナ前と同じぐらいの賑わいに感じます。もうすぐイルミネーションが始まるし更に人出が増えるのでしょね。

このまま収束してこんな休日が続くことを願うばかりです。

ホンダ・クラリティ　フューエルセルのバッテリー上がり。

クラリティ　フューエルセルは、水素と酸素の化学反応によって発生させた電気を利用して走行する燃料電池車。２０１６年に発売されたが今年の９月に日本での販売が終了した。

同じ燃料電池車のトヨタ・ミライは何度かバッテリー上がりで対応したことがあるが、クラリティはリース販売のみで台数も少なく今回が初対応。

水素といえば、トヨタがガソリンの代わりに水素を燃焼させる水素エンジンを搭載したカローラスポーツで、「スーパー耐久シリーズ２０２１」でレースに参戦している。ＧＲヤリスのガソリンエンジンを水素エンジンに改良し、出力はガソリンエンジンと同等レベルまで向上させている。

将来の脱炭素社会に向けて世界は電気自動車（ＢＥＶ）一辺倒になりつつあるが、トヨタはハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車、燃料電池車、水素エンジン車など選択肢を増やす戦略。

画期的な蓄電池が開発されて一気に電気自動車が増えるのか、まだまだエンジン車が生き残るのか気になるところだ。

ＢＭＷ ２１８iグランクーペＭスポーツのトランクインロックにハマりました。ドアをピッキングにて速攻開錠しましたが、２１８iは室内からリヤシートが倒れません。唯一の手段はリヤシートのアームレストを倒すと空洞でトランクとつながっている部分でした。

普通なら腕を伸ばしてトランク内のキーを取り出して終了するはずだったのですが、問題が発生しました。トランク内は荷物でパンパンで、キーどころの騒ぎではありません。ましてや穴の大きさよりも、トランク内のバッグのほうが大きく、そのまま引っ張り出せませんでした。

お客様から「カギ屋さんは細身なので是非お願いしたい」と懇願されて、トランクルームへの掘削工事が始まりました。お客様と打ち合わせて、まず大きなバッグの中から少しずつ中身を取り除いていき前進していく流れになりました。

掘り始めること１０分、ようやく腕の自由が利くようになり、手探りでキーを探すことが出来ました。お客様もガッツポーズで喜ばれて大きな達成感を得ましたが、気づけばリヤシートにはトランク内のバッグから抜き取った荷物だらけになりました。

カギを開けたというより、たくさん掘削したなという達成感の濃い作業となりました。

朝一に入ったホンダ・バモスの解錠依頼。キーの紛失との事で現場に向かいました。

ご指定の駐車場を探してもその車両はなく、なぜか会社の敷地の片隅にポツンと置かれていました。

解錠を済ませるとその経緯を話してくださいました。本当は別の場所に停められていたそうなのですが、朝の車の出入りにとても支障がある場所だった為に、隣にあるフォークリフトで持ち上げて邪魔にならないこの場所に運んで置いたとのことです。

解錠作業している時に気になっていた車体の下にピッタリはまっていた木製パレットはその為の物と分かりました。

運ばれている姿を想像すると、ちょっと可笑しく、隅っこに追いやられた動けないバモスがなんとも可愛らしく見えました。

おおつの里の鈴木先生とお会いした話しの続きです。

２年前の観測史上最大の台風でハウスが吹き飛ばされたときの話しです。鈴木先生はハウスを復旧するかどうか悩み、費用や年齢のことを考えて最終的に諦めたようです。

残された花はそのまま野天にさらされるわけですが、南国の花なので「もはやこれまで」と思っていたところ、普通にグングン育ったとのこと。この道５０年で９０歳、ほぼ極まったはずの考えがひっくり返ったとのことでした。

先生の話しを聞いていると、妙に安心することが出来るわけです。極めることばかりに執着するよりも、未完を楽しむというか、まさに未完の完だなと思いました。

最近仕事にエネルギーを注いでも、結果として表れないジレンマを感じていたんですが、鈴木先生の話しを聞いていたら自分の悩みが小さい小さい。そもそも何も心配することなんか無かったわけです。

台風が来ればハウスが壊され、断腸の思いで野天にさらされれば、何てこと無くグングン育ち、見ず知らずの人へ「人生は面白い。まだまだ分からないことがある」と夢中で話す。

なんかスゴく励まされた感じがしましたね。
今、放置している仕事を何とかしないとなーと思いました。

とあるバッテリー救援での事、

ジャンピングでエンジン始動するとオーナーさんより
「２カ月前に換えたバッテリーだけどもうダメなのかな？」とのご質問が、

どういう事か？と伺ってみると、メーターに交換を促すメッセージが出ていて消えないんだとそうな。

交換したバッテリーが不良品だったのかも？と不安そうでしたので確認するとそれはキーの電池交換を促すものでした。

最近では当たり前になったスマートキーですが動力は内蔵電池による電力です。
なので定期的な電池交換が必要になって来るんですよね。

とはいえ４年前にクルマを購入してから初めてのキー電池切れだというオーナさん、
電池持ちがよすぎると逆にピンと来ないのかもしれませんね。

八王子へＶＷティーロックの開錠二番手業者としての出動依頼です。

事前にお客様へ連絡すると「来られても、もう車が止められないかも」とのお話。現場は道幅の狭い道路に面していて少だけある駐車スペースも一番手業者さんの出動車両でいっぱいなのだそうです。

なのでこういうシチュエーションには最高な「バイクで向かいます」と伝えると一安心のお客様。そのほかにも色々とお困りのようなので急いで向かいます。
到着すると苦戦中の一番手業者さん。そしてティーロックの後ろには出たいのに出れないも一台の車両。お困りなのはこれでしたか・・

ということですぐにバトンタッチ。例の１６２シリンダーでしたが手のかかる工程をすべて一番手業者さんがしていてくれたのでピッキングのみに専念、そして即開錠です。

実はＹ隊員がティーロックの開錠を担当するのが今回が初めて。けどなんだかおいしいところだけを頂いたような出動になってしまい、ちょっと申し訳なかったです。

新型ベンツ・ＣＬＡ１８０開錠のご依頼がありました。

現場は地下２階で電波が通じない場所であるとお客様より情報を頂いており、直接お車の前で待ち合わせという流れになりました。

現着すると該当車両のＣＬＡ１８０はあるものの、お客様はいません。しばらく待機したのですが、予定時間を過ぎてもお客様は来られませんでした。

本部へ経過を報告するため電波の届く地上で電話して、その後に再び地下へ降りてＣＬＡ１８０の前で待機しました。５分、１０分と過ぎていくと、また不安になってきて地上へ出ようとしたところ、隊長の言葉を思い出しました。

以前、勝手な判断で動いてお客様とすれ違いを繰り返し、合流するのに時間のかかったときがありましたが、その際に隊長から「最初の約束が絶対なので、待ち合わせ場所から動かない」と言われました。

よし絶対に動かないと思った瞬間に、お客様と合流出来ました。お客様は、駐車場入口が分かりづらい場所ということを後で気づいて、地上でお待ちになられたようです。私は別な場所にバイクを置いて徒歩で地下へ降りたので、完全にすれ違いでした。

ＣＬＡ１８０はものの数分で開錠出来ましたが、あの時に地上へ出ていたら以前と同じように何度もすれ違いを繰り返していたかもしれません。これからも最初の約束に徹して、無闇に動かないようにしていこうと思います。

スズキ・アドレス１１０のシートインロックでメットイン解錠のご依頼。

このアドレス１１０と１２５スクーターのイグニッションは、重点的に練習させてもらって来てるのですが、自分の記憶力の悪いせいなのか、たびたび振り出しに戻される感覚がある悩ましいカギなのです。

完全克服できたと喜んでもなかなか油断できない、難易度に極端な差のある奥の深いカギのような気がします。

最初からかなり警戒しながら丁寧にピッキングすると、今回は難易度は低めだったようで何事もなく開錠に至りましたが、練習用のアドレス１１０とアドレス１２５のカギには数種類あって、とんでもなく難しい物もいくつかあり、一筋縄ではいかないカギです。

最近、見かける機会が多いと思っていて調べると、１１０、１２５共に価格２２万円前後、新車を２０万以下で販売しているバイク屋さんも多数見られます。

よく見ると車体もスリムで都内などの通勤や街乗りには、とても良い選択のような気がしてきました。

カミさんの趣味は園芸で色んな花を育てているんですが、その中でも極楽鳥花に夢中なわけです。その名のとおり極楽鳥の頭の形に似ていて、ストレリチアとも呼ばれています。

その第一人者が南房総市にいるとのことで、事前に予約してから伺いました。おおつの里の鈴木先生という方で、隊長は事前情報を知らないまま現地へ向かいました。

現地ではカミさんは鈴木先生に栽培方法を質問しまくっていて「なるほど！いやー来て良かった」と連呼していました。その後ろをトボトボついて行くだけの隊長でしたが、時折出てくる「なぬ？」という話しに食いつきました。

先生が９０歳なこと、５０年前に極楽鳥花に一目惚れして教員を辞めて南アフリカへ飛んだこと、世界で始めて黄色い極楽鳥花を誕生させたこと。気づけば先生のご自宅で「スゴい話し！いやー来て良かった」とはしゃいでいたのは隊長のほうでした。

帰り際に玄関前の極楽鳥花を指さして「今一番のお気に入りのこれはね、どんな花になるか分からんのよ。１週間後の楽しみやね」とニコニコ話される鈴木先生。

花への楽しみ方が最近ハマり始めたカミさんと同レベルという、いやはや恐れ入りました。

フェラーリ・４５８のバッテリー救援です。

フェラーリのバッテリー位置は様々で、そのほとんどが車体下方や奥まった場所にあってアクセスが結構大変です。
バッテリーは部品で見るとかなりの重量物、車体重心への影響を考えると妥協できない搭載位置なんでしょう。

今回の４５８は助手席足元のパネルを外すとバッテリーが現れる比較的アクセスしやすいモデル、ですがジャンプ作業の為にはドアを大きく開く必要があります。

現場環境が重要となって来る案件だったんですが、見ると助手席側隣の駐車スペースにもスーパーカークラスの車両が停まっていました。

百万が一にもドアパンチなんてさせれないので、これは運転席側からの作業になるかな？
そう思いながらオーナーさんに説明していると
「それなら隣のクルマを移動しますね」とのお言葉が…

…作業の緊張感の為か、かなり遅れて驚きがやってきました。

クライスラーＰＴクルーザーのバッテリー救援です。

待っていたのは５カ月乗らずにいたら上がってしまったと話すお客様「やっと乗れる季節になったから動かそうと思ったらやっぱりバッテリーがダメでした～」

やっと乗れる季節？どういうこと？と更にお話をお伺いすると冷房が壊れていて暑い季節は毎年乗らずにいるそうで、修理もお世話になっていたディーラーさんが５年位前に撤退してしまいどうしたらよいか分からず今に至っているそうです。
「でもこのカタチが好きで手放したくないんですよね」とお客様。

なんとなく同じクライスラー系列のジープの販売店は日本でまだ営業しているのでそこへ相談してみては？とアドバイスさせて頂いたのですがどうなったのでしょう？気になるところです。東京の夏は猛烈に暑いですからこのまま維持するのは大変でしょうからね。

この仕事を始めたころは頻繁に対応させて頂いたＰＴクルーザー。１０年以上たって今では維持するのが大変な車になってしまっていたんですね。自分もこのデザインはすごく好きなので少し寂しいです。

都道４２０号鮫洲大山線の品川区二葉一丁目と豊町二丁目間の、「ふたばトンネル」と「豊トンネル」が約３０年をかけて先月ようやく開通した。

これで東品川の八潮橋交差点から大井町駅、戸越３丁目交差点（国道１号線）、平塚橋交差点（中原街道）、武蔵小山駅を通って目黒郵便局前交差点（目黒通り）までが直結。トンネルができる前は裏通りの細い道や踏切を渡らなければいけなかったのでかなりスムーズになりそうだ。

山手通り（環状６号線）と環七通り（環状７号線）の間にあるので環状６．５号線と呼ばれていて、最終的には板橋区氷川町の仲宿交差点までつながる予定。

バイクで出動なので車に比べたら渋滞などの影響は少ないが、新しい道路ができるのは非常にありがたい。

商用バンのバッテリージャンピングのご依頼がありました。

初期電圧は０Ｖで完全放電ですが、前日まで毎日のように仕事で利用されていたとのことです。お客様からバッテリー上がりの原因を質問されたので、早速原因を探しました。

まずサージ処理して通電させた後に、ヘッドライト、ポジションランプ、ハザード等一通りチェックしましたが、全てオフの状態でした。お客様も毎日念入りにチェックされているようで「どうしてバッテリーが上がったのか分からない」と困惑されていました。

ふと車の後方を確認すると、辺りの景色が赤くなっているのを発見。原因はブレーキランプの点灯でした。ブレーキペダルを手で上げるとブレーキランプは消えるので、接触不良かと思われます。

お客様はその場で電話し始めました。電話の相手は馴染みの車屋さんで、今回の原因を話した後に「ついでにバッテリーも持ってきて下さい」と言って電話を切りました。

お客様のバッテリーはすでに５年も経過していたので、これから交換アドバイスをしようと思ってましたが、突然電話されたので言えず仕舞いのまま、お客様から「原因に気づけて本当に良かった。これで明日から仕事復帰出来る」とお礼を言われました。

何から何までスッキリした作業となりました。

夕方になって６０ｋｍほど離れた郊外の場所で２０２０年式アウディ・Ａ７スポーツバックのインロック開錠のご依頼。

すっかり日も短くなって暗くなるのも早いのでお客様のもとへと急ぎます。

最近のアウディ車で注意しているのは、ピッキング解錠そのものよりも鍵穴を隠している頑丈なカバーの外し方です。

新しい車種は簡単には外れず少しコツがいるのですが、慎重に外そうとすると結構時間がかかったりもします。個人的にはカバーを外せば仕事の７割が終わったような感覚でいます。

無事ピッキング解錠すると、ご依頼者様の奥様から用意されていた暖かいミルクティーを頂き、同時にご依頼者さんが車内からそっと抱きかかえたのは、おとなしい小さなトイプードルでした。事前に聞いていなかったので驚いて謝罪して伺うと、依頼時にもオペレーターさんには言ってないとの事。

でも先に聞いてたら、慌ててしまってたかもと思うと、もしかしたらこれもお客様の気遣いだったのかなとも思い、心の中で「ごちそう様でした」と頂くことにしました。

ここ最近は２週間おきに献血しています。きっかけはコロナ禍で、堂々と行けるところが近所の献血ルームぐらいしかなかったわけです。

献血ルームは空いていて感染対策もしっかりしていて、しかも全国的に献血する人が少なくて困ってるという・・　献血するだけでとても感謝されるので毎回「来て良かったなー」と思うんですよね。

昔は献血やボランティアや寄付などする理由は、何となく見返りを期待していたように思うわけです。自分もいつか困ったときに助けてもらいたいような、ボンヤリとした期待でしょうか。それが今では罪滅ぼしというか、ラッキーが重なった分のお返しみたいな心境です。

助人サービスが１８年も営業出来ていること、まだ開錠作業への情熱が消えていないこと、家族が健康なこと、色々なことが余り有るように思うわけです。

同じ仕事を続けていると飽きるかなと思っていたら、まだ深掘りしてますからね。仕事も献血も行けるところまで行ってみようと思います。

とりあえず献血１００回目指します。

マツダ・ＣＸ－５のインロック救援です。

作業が終わって鍵穴に問題が無いか確認してもらうんですがお客様はメカキーをキー本体から取り出せないご様子、
「…お願いできますか？」とキーを渡されたんですがあれ？おかしいぞ…

いつものメカキーの取り出しとは違っているようなので、クルマの取説をお借りしてようやく分かりました。

クルマのキーにドアロックリモコンがついてから物理キーの扱いは変わって来ており、最初は使いやすいようにワンタッチのばね仕掛けで飛び出すもの、
その後はロックをリリースして本体から引き抜くものへと、
そして今回のＣＸ－５はキー本体が箱の様になっていて蓋を開けて取り出すしくみになっていました。

思えば欧州車にも少し前からこんな仕組みでメカキーを収納しているケースが増えてますね。
時代と共に物理キーの取り出し方も移り変わって行くようです。

お休みの日にお伊勢参りに行ってきました。

突然思い立っての日帰り旅。行きたいと思っていた神社もたくさんあるし、いい感じの日帰りツアーのチケットも取れたしで、朝早く一人で出発です。

朝七時半に名古屋駅に到着。小腹が減ったので朝食を有名な駅ホームのきしめんで頂きます。

ちょうどお昼時におはらい町に到着。目当てだったてこね寿し屋さんへ行くと１０組待ち、平日なのに凄いです。この後にも行きたいところがあるのでパスしておかげ横丁の伊勢うどんでお腹を満たします。

そして、なんやかんや夕食時の名古屋に到着。食べたかった味噌カツ丼屋さんを調べるとお休みのよう・・なので駅ビルの中に入っている味噌煮込みうどんを夕食で頂きます。

帰りの新幹線で、今日は無事に色々回れてありがたかったな～とビールを飲んでいて気付きました。「今日、うどんしか食ってなくね？」

一人きりで、そして日帰りでお伊勢参りするのは初めてだったのですが、三食うどんになるのも初めて。いい年齢なのに初々しい体験をさせて頂きました♪

フェラーリ・３６０モデナのバッテリー上がり。

３６０モデナは１９９９年に、３．６リッターのＶ型８気筒エンジン（４００馬力、トルク３８ｋｇｍ）を搭載し約１８００万円で発売。

３カ月程乗っていないとのことでコロナの影響かなと思ったら、最近車に興味がなくなってきたとのことで売却も考えているようだ。

お客様は７０歳代で免許更新時に高齢者講習が必要だが、近場の教習所は全然予約が取れないそうでかなり困っているとのこと。

来年５月１３日からは、７５歳以上で過去３年間に特定の違反をした場合、運転技能検査（実車試験）に合格しないと免許更新が出来なくなるが、同時に安全運転サポート車限定免許の申請も始まる。

今後、安全運転サポート車が増えていき徐々に事故は減りそうだが、大小関係なく１件でも事故が減ることを願うばかりだ。

ホンダ・シャドウ７５０のバッテリージャンプのご依頼がありました。

お客様はおよそ半世紀近くバイクに乗り続けているとのこと。今回コロナ禍で２年間乗車されておらず、特に部品交換や修理などしていないとのことでした。

さすがに２年未乗車となるとバッテリーは完全に放電しきっているのですが、他にも色々な心配もあります。いくつかチェックした後にガソリンタンクを確認すると、劣化した形跡のないように見えました。

念のためにガソリンが劣化した際に起きるリスクをお伝えすると「たぶん大丈夫です。責任持ちます」と言われたので、ブースターを繋ぎ始動を試みました。

するとセル一発で目を覚まし、アイドリングは安定。ハンドルの振動はエンジンの鼓動が力強く伝わってきました。

「本当に２年間未乗車だったのでしょうか？」と質問すると「もしかしたら定期的に始動させていたかも」とお客様。未乗車期間がどのくらいかはこの際どうでも良いと思えるぐらい、とても調子の良い吹け上がりでした。

バイク屋さんへバッテリー交換しにいくお客様を見送り現場を後にしました。

工事現場で日野の大型トラック、プロフィアのインロックが発生とのことで急行。

現場に到着すると、大きな敷地の唯一の出入り口をふさぐ状態で該当のトラックが止まっていて、後の工事が中断してしてしまっている状態です。ご挨拶、説明、養生とを確実に済ませて早速開錠作業に取り掛かりました。

鍵はハーフタンブラー。系列会社のトヨタ車で以前多く採用されていたものと同じ型です。乗用車と比べて地面から異常に遠い鍵穴の位置にも悩まされましたが、無事解錠。

いつの間にか集まっていた現場の方々からたくさんお褒め頂き、照れくささを隠し撤収。工事が再開出来たのでした。

このハーフタンブラー、経年劣化の影響でとても難しいパターンもあるのですが、過去のカギと思いきや、今回の車両は最新の現行型とのこと。まだまだ当分、僕の試練は続きそうです。

Ｒ隊員が備品返却のために江東本店へ来ました。顔を見て話すのは今日が最終日となります。

まだこれからの仕事も決まってないのに「この仕事は本当に楽しかった」と爽やかな顔で帰って行きました。

Ｒ隊員は本来まだ辞める時期ではありませんでした。予定していた時期よりも早めに切り上げてもらった経緯があるので、Ｒ隊員には残念な結果だったろうと思います。なぜこうなったかというと、仕事量が確保出来ないからになります。

仕事量が減ったのはコロナ禍・・では無いんですよね。
とあるお得意先が昨年１０月に吸収合併された直後、配車システムが変わり９割減というか、お得意先１社分のご依頼のほとんどが消えてしまいました。

昨年最高評価を頂いときは隊員一同ガッツポーズして喜びましたが、結果的には表彰とは真逆の流れとなりました。

これでは何を励みに研鑽を積むか悩ましいところですが・・
何かの見返りを求めているようでは、まだまだなのかもしれませんね。

ベンツ・Ｅクラスのバッテリー救援です。

エンジンが始動してアイドリングが安定してくるとエンジンの下の方からかすかに煙が上がってきました。
臭いから排気管にどこからか漏れたエンジンオイルが付着して焼けているようです。

オーナーさんが不安そうだったので点検してみると、漏れている場所は特定できなかったのですが量は大したこと無さそう。
エンジン下の地面にオイル染みが無い事を確認して立ち上がるともう煙は出なくなっていました。

伺ってみると半年ほど乗車が無いという事でしたので、滲むくらいの量のエンジンオイルが半年ほどかけて排気管の上に溜まっていったのでしょう。

２０年ほど乗り続けているというこのクルマ、車種に限らずエンジン接合部分のパッキンは時間と共に痩せてくるものです。

気が付いてしまうとどうにも気になってしまうのがこういったエンジンからのオイル滲み、
一台のクルマを長く乗ったことのある人ならば一度は経験があるのではないでしょうか？

３日文化の日の休日、山梨県の山中湖へ新車のミニクーパーの開錠に行ってきました。

行楽日和だったその日、お昼前の出発だったのですが中央道の下りは八王子まで渋滞。そして山中湖周辺も観光客でだいぶ賑わっていました。

一緒に走行してる車やオートバイのナンバーは都内のものが多く、高速道路の状況から推察するに日帰りドライブやツーリングの方が多いのでしょうね。

そしてお待ちのミニも都内ナンバーの車両、お待たせしたお詫びとして速攻で解決させていただきました。

コロナの感染状況もこのまま落ち着いて、こんな休日の日が今後も続けば嬉しいな。

ポルシェ・パナメーラの施錠をしてほしいという依頼。

リモコンキーでドアを開け始動しようと思ったらエンジンがかからず。その後メーターの表示も消えてしまいリモコンの反応もなくなったとのことで、バッテリーが上がっていてなんとか最初だけリモコンが反応したようだ。

夜間でディーラーも閉まっているので取り敢えず今日は施錠して欲しいとのこと。車は現行のモデルで鍵穴がドアハンドルの下にあるタイプ。お客様自身がメカキーで施錠を試みたが、メカキーを鍵穴に差し込むためドアハンドルを引くとドアが開いてしまい施錠できなかったようだ。

国産車は室内のドアロックレバーを施錠側にしドアハンドルを引きながらドアを閉めると施錠できるケースが多いが、輸入車はドアロックレバーが付いていない車が多い。

今回はバッテリーが上がっていたので、ボンネット内のジャンピング端子にポータブル電源を繋ぎリモコンキーで施錠。

ドアハンドル下に鍵穴がある車が増えてきているが、車によってドアハンドルの開き具合も変わってくるし施錠側にキーが回らない車もあるので、リモコンキーの電池切れなどでリモコンが反応しない場合に、メカキーで全ドアを施錠できるかどうか車ごとに検証が必要だ。

今まで本当に有難うございました。ワタクシＲ隊員は11/5を持って退職し、実家の東北に戻る事と相成りました。

本来は来年の春ごろを予定しておりましたが親が高齢、また豪雪地帯という事もあり、雪が降る前に帰郷という事に。

実家は過疎化＆コロナの影響をモロに受けているらしく、帰郷してからの仕事などは一切未定ではありますが、あまり不安はなく、むしろ「東京は楽しかった」と納得して田舎暮らしを送れそうです。

良い事も悪い事も、激しく上下する都会暮らしでしたが、有り難い事に仕事に携わる「人間」にはとても恵まれていたと思います。

特に隊長や直属の上司であったＹ隊員にはたくさんご迷惑をお掛けしてしまいましたが、取り敢えずは事故もなく無事に終えられて大変感謝しております。

また、このような業種を自らが行うとは夢にも思わなかった中、とても有意義かつ貴重な経験をさせて頂きました。

モチロンお客様やオペレーター様にも非常に良くして頂き、感謝の念に堪えません。

私の東京暮らしはここで打ち止めとなりますが、助人はもとより、ロードサービスに従事する方々も、事故や体調には十分お気をつけてお過ごしください。

また、助人サービスのクオリティはこれまで以上のものを提供するはずですので、これからも変わらぬご愛顧、宜しくお願い致します。

私に関わって下さった方には本当に良い勉強をさせて頂きました。皆様の健康と成功を北の国からお祈りしております。

２０２０年式アウディＱ２開錠のご依頼です。

コインパーキングの中のＱ２を発見すると、少し緊張してきました。お客様への説明や書類のやりとり中も、このカギのことで頭がいっぱいでした。

半年前に集中的に研修したのが、ＶＷとアウディの最新キーでした。数十個あるキーを全て３分以内に開錠していかないと合格出来ないという、まるで百人組手のような内容です。ちょっとしたミスがあると３分を超えるので即再研修でした。

そこで何度再研修になったことか。とてもシンドイ思いをしたカギなので特別な気持ちを抱いております。

いざピッキング開始して３分以内に無事開錠すると、お客様から「簡単に開いてしまうものだね」と言われました。

けっして簡単ではないこと、ここまで来るのにとても難しかったことをご説明しましたが、実のところ私の腕はまだまだです。これからも精進しなければなりません。

カーシェア会社の大きなモータープールにてトヨタ・ヤリスの開錠。

現場にいらした従業員の方は、電話でご依頼された方とは別のようで、該当車両の場所がどこにあるのか分からないとのことでした。

現場では二手に分かれてローラー作戦を決行。整然と停められた数百台ある中、ヤリスだけでもかなりの数に上ります。しかも車両がかなり接近している為、近くまで行かないとナンバーが確認できなかったりと、捜索は難航してしまいました。

ようやく該当車両を発見したので従業員の方へ合図をすると、何やら電話で言い争っているような雰囲気でした。

合流すると「トホホですよ」と従業員の方。どうやら依頼した担当の方へ場所を聞いたら、ヤリスを知らないの？と言われたとのこと。現場は見渡す限りヤリスだらけので、質問の意図が伝わらなかったようでした。

さすが販売台数ぶっちぎり一位の車です。探すまでにヘトヘトになりましたが、速攻開錠しました。